2010年5月 定例山行報告

天女山(1529m)〜美し森(1542m) G1+ 5月16日(日)

天候:快晴

参加:19名(視覚障害者6名,晴眼者13名うち会友2名)

コース概略 : 
新宿駅→甲斐大泉駅→八ヶ岳倶楽部→登山口・・・天女山山頂・・・展望台(昼 食)・・・川俣川・・・羽衣池・・・美し森・・・駐車場→新宿駅

 絶好の登山日和。7時発のバスは快調に中央高速を突っ走り、2名のJR組と待ち合わせる小海線甲斐大泉駅には予想の小一時間前の9:30着。体調不良のため一名リタイア、電車で帰宅することになった。見送り、出迎えの電車を待つ間、あるメンバーの発案で、「八ヶ岳倶楽部」に立ち寄った。手入れのよい明るい雑木林の中を散策、森林浴を楽しんだ。
 10:30、天女山登山口で軽くストレッチをして山行開始。息の切れそうな急な木段を数分で通過し、背の高いカラマツ林の中を30分ほど行くと山頂。「天女山」と刻まれた不釣合いに巨大な石碑があった。西方には甲斐駒ケ岳、鳳凰三山その奥に一段高く北岳と南アルプス連山の威容、南方には空中に浮かぶような富士山と一同大パノラマを堪能した。天女山を後に樹林帯をくだり、川俣川西沢からゆるやかに登り返すと鮮やかな緑色が目に飛び込んでくる。広大な放牧地の一角。八ヶ岳はここから姿を現し、赤岳の勇姿にまた感激。牧場内を有刺鉄線ではさまれた道で横断するのも面白い体験。昼食は少し登ったベンチのある展望台でとる。ここからの眺めも素晴らしかった。展望台からはまた放牧地の中を突っ切りながら楽しいハイキング。川俣川東沢は流れもあり、飛び石の間隔も少し広いところがあってちょっと緊張するが全員無事に渡り記念写真。
 カラマツの森の中に静まる羽衣池を一周。終点の美し森山へ向かう途中、水芭蕉の群生する沼に寄る。数は少ないがもう咲いており、尾瀬などにくらべれば、このあたりの環境は温暖であることを知る。美し森では「日本一美味しい」ソフトクリームを賞味して、今日の山行の成功を祝った。