2009年 8月 会山行報告

秋田駒ケ岳(1637m)−乳頭山(1478m)・G3
   8月28日(金)〜30日(日)

天 候 :曇り のち 晴れ

参 加 : 13名 : 視覚障害者  5名、 晴眼者 8名(内会友 1名を含む)

コースタイム概略 : 
28日 池袋−(貸切バス)→ 田沢湖・見物 → 秋田駒ケ岳・八合目小屋(無人・泊)
29日 八合目小屋(6:08)→ 阿弥陀避難小屋(7:30/7:40) →秋田駒ケ岳(男女岳)山頂 (8:00/8:10)→阿弥陀池避難小屋(8:25/8:33)→横岳(8:50)→湯森山(10:25/10:35)→ 熊見平(11:00)→笊森山(11:50/12:10)→乳頭山(13:16/13:30)→田代平山荘(14:02/14:10)→孫六の湯(15:54着、泊)
30日 孫六の湯(8:05)−(貸切バス)→ 角館・見物(9:00/10:25) → 池袋(19:00)

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◆ 秋田駒ヶ岳山頂 真っ白で何も見えません ◆ 乳頭山直下の登りです
今回の山行は(駒ケ岳)八合目小屋から秋田駒ケ岳(男女岳)に登り、湯森山〜笊森山〜乳頭山(烏帽子山)へと縦走して孫六の湯に下るコースです。
一日目は池袋に集合して、貸し切りバスで遠路、秋田までのバスの旅でした。途中で田沢湖に立ち寄りましたが、生憎の雨で記念写真を撮ったら直ぐバスに戻るような状況でした。
この日の宿泊は(駒ケ岳)八合目小屋で、他のパーティーの利用はなく我々だけの貸切りとなりました。この山小屋は水道もあり、大変綺麗で、気持ちよく利用させてもらいました。
二日目、目が覚めると昨夜叩きつけるように激しく降っていた雨が小康状態となっていました。ラジオの天気予報と朝がた小屋に顔を見せた地元の方の予想を聞いて、予定通りに出発することになり、朝食を済ませてから、各自雨具を着けて出発しました。 阿弥陀池避難小屋が近づくにつれて風が強くなり、秋田駒ケ岳山頂までの往復では強風で体が浮いた人もいたようです。阿弥陀池避難小屋に戻って身支度を整え、横岳を通って湯森山を目指します。地形図では緩やかな起伏のコースですが、昨夜の雨で水溜りが沢山出来たのと、登山道があちこちで掘られていて、晴眼者でも歩きにくいコースでした。 湯森山に到着すると歩きにくかったコースの影響か、体調が良くない方が二人おり、晴眼者 二名が付き添って四人で笹森山経由、八合目小屋に下山することになりました。 折角ここまで辿り着いたのにさぞかし残念だったことと思います。
残った九人はその先の笊森山を目指し、黙々と休みもなしで歩き続け笊森山に到着です。笊森山で大休止を取って、出発する頃には天気もだいぶ回復してきて、目指す乳頭山や岩手山、八幡平方面の景色も望めるようになりました。
乳頭山への最後の登りをつめると頂上に到着です。石がゴロゴロしている頂上からは展望が開けていましたが、秋田駒ケ岳はちょっとだけ頭を隠した状態でした。 乳頭山頂を出発して田代平山荘で小休止して孫六の湯に向かいましたが、田代平山荘を出た所で漸く秋田駒ケ岳の全体を望むことが出来ました。
孫六の湯までの下りは登山道が掘られていたり、水溜りになったりしている上、とても滑りやすくて、だいぶ時間が掛かってしまいましたが、何とか辿り着くことができました。
孫六の湯に到着すると湯森山で別れたメンバー(+運転手)が待っていてくれて、登山靴やスパッツの汚れを落とした後、一緒に温泉に浸かって疲れた筋肉をゆったりと癒しました。 風呂から上がって暫くしてから夕食の時間となり、宿から差し入れしてもらったお酒「孫六」やビールで乾杯し、「きりたんぽ」、「稲庭うどん」や、山菜や岩魚などの料理を楽しみながら今日一日の労を労いました。
三日目は孫六の湯から角館に向い、角館では武家屋敷を見学したり、お土産を探したりしました。角館からは一路東京へ向いましたが、角館を早めに出発できたためか、心配された渋滞にも遭わず順調に帰京する事が出来ました。 今回の山行は天気が不安定だったり、途中でリタイアするメンバーがあったりしてリーダーは大変だったと思いますが、事故も無く無事に下山する事が出来て何よりです。 参加された皆さん、どうもお疲れさまでした。
◆ 乳頭山山頂 天気は最高です ◆ 秋田駒ヶ岳と田沢湖を見ながら下山中です