2009年 6月 個人散策

深川江戸下町散策  G1 ・ 6月14日(日)

天 候 :  曇りときどき晴れ

参 加 : 47名 : 視覚障害者 15名(会友 4名)、 晴眼者 32名(会友 22名)

コースタイム概略 : 両国駅 9:35 発(20分) 回向院 9:55(5分間見学) (20分) 吉良邸跡 10:20(20分) 江島杉山神社 10:40(45分 見学と休憩) (15分) 芭蕉記念館 11:40(20分見学と庭を散策)(15分) 割烹 みやこ 12:15(60分昼食) (20分)清澄庭園 13:35(75分散策と休憩) (10分)深川江戸資料館 15:00(40分見学) (10分) 清澄白河駅 15:50

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆ 明年生誕400年を迎える全盲の管鍼術の開祖・杉山和一総検校を祀る江島杉山神社で記念撮影 ◆ お馴染み「忠臣蔵」の赤穂浪士討入りで有名な、吉良邸跡「首洗い井戸」で往時を偲ぶ。

 流石相撲の町。両国駅前を出発すると、すぐにみんなを迎えてくれたのは、名横綱の 手形や土俵入りすがたのレリーフだった。触りながら自分の手と比べて 「親子みた いだ」とはしゃぐ人もいた。
 回向院では、本日の名ガイド、学遊塾の皆さんの丁寧な説明で、どのような寺である かを学んだ。鼠小僧次郎吉のお墓には、なんとけずり石用の小さな石が置いてあった 。墓石をけずられないようにそうしたのだろうが、お金が残るという言い伝えに頼る 庶民が多いんだなあと、自分も庶民の一人であることを棚に上げて感じた。
 吉良邸の裏門跡から正門跡まで徒歩4分もかかり、敷地が広大であったことを実感。 猫の額ほどの我が家との違いに思わずためいき。
 江島杉山神社では、杉山検校遺徳顕彰会の会長から検校の業績についてお話していた だき、江ノ島の弁財天を再現した岩屋に入ってみた。こんな狭くて暗いところで断食 修行なんて、凡人の私には出来ないなあというのが正直な感想。そのあと、私 はいよいよ点字で書かれた頌徳碑を音読した。銅板に書かれた点字は思いの他読みづ らかった。
 芭蕉記念館では、列記されている門人の名前の数の多さに、芭蕉が日本を代表する俳 人であることを痛感。お庭を歩いて、ほんのちょっぴりだけ旅に出た芭蕉の気分を味 わった。
 昼食は割烹みやこで深川飯を食べた。日本5台名飯の一つに数えられているだけあっ て美味しかった。主役のアサリと脇役のあぶらあげとねぎの調和がとれたハーモニー がすばらしかった。
 清澄庭園では、ボランティアガイドに説明していただきながら、小1時間かけて園内 をゆっくりと散策。摂津御影という大きな飛び石の上を歩きながら池を巡った。クチ ナシの芳香に包まれての散策はなんともいえない幸せを感じさせてくれた。そこで  1句うかんだ。「クチナシや 清澄の庭 香りけり」(やあおそまつですみません)
 深川江戸資料館では、心は江戸の長屋の町人とまではいかないけれど、江戸時 代にタイムスリップしたような気分で、船宿の建物や八百屋の商品などを触って楽し い時間を過ごした。
 そして、清澄白河駅で解散した。今回は会友の方々に大勢参加していただいた。特 に、学遊塾の皆さんの丁寧な説明により、とても有意義な1日を過ごすことが出来た 。心から感謝してお礼を申し上げます。参加者の皆さん ご協力ありがとうございま した。

◆ 割烹「みやこ」で昼食。「鬼の平蔵」も好物とした”深川めし”に舌鼓をうち、江戸下町の味を堪能 ◆ 三菱の創業者・岩崎弥太郎が完成した、明治の代表的”回遊式林泉庭園”「清澄庭園」を探勝