2009年 4月 会山行報告

第4回サポート講習会 相模嵐山   G1
 ・ 4月19日(日)

天 候 : 晴れ

参 加 : 42名 : 視覚障害者 8名、 晴眼者 34名(会友 24名)

コースタイム概略 : JR中央線・相模湖駅−相模湖畔スタート10:00−(105分)− 嵐山山頂・昼食・ 下山開始12:30−(90分)−下山口着14:00・ ミーティング。 バス15:08発−相模湖駅

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◆ 相模湖湖畔での事前講習会風景です ◆ 嵐山山中での実地訓練風景です

 最初は晴眼会員の申し込みが少なくて、受講者不足、サポート不足が心配されたが、終盤になって、東京葵ライオンズクラブ(リバース東京)から11名の若者が、また、東京ハイキング協会(会員数約1300名、年間山行600回)から9名の登山のベテランの方の参加があり、その他、小学4年の女の子(会員のお孫さん)、山中湖畔に在住の方(会員の知人)、ホームページを通じて2回目の方なども参加され、たいへんにぎやかな講習会となった。
 また、これら会友の方々は、初めて、あるいは2回目という方がほとんどで、多くの方に六つ星山の会を知ってもらい、サポートの仕方を知っていただくという意味で実り多いものとなった。
 コースはこれまでと同じ。会友に交代でサポートをしてもらい、これを会員の晴眼者が指導しながら登る。登山道を外れて「ざれ場」を登ったり、幅1mほどの橋を数回渡ったりする。
 受講者のなかには橋をこわごわと渡る人もいた。道端には、ホタルカズラ、ハルリンドウ、シュンランなどの花々。

 下山後、草はらで1時間のミーティング。
以下のような感想が出された。

(受講者から)

・初めて視覚障害者登山のサポートに参加し緊張した。
・今まで、視覚障害の人とおつきあいする機会がなかったが、今回参加して、視覚障害の人も山に登れることを知り、驚いた。
・障害物があることなどを瞬時に口で説明することの難しさを実感した。
・サポート用語集があると便利ではないか。
・スニーカーは滑りやすい。やはり登山靴がよいと実感した。
・昼食休憩のときに果物や漬物などをいただいたが、たいへんおいしかった。
・前回は怖くてサポートをやらなかったが、今回はサポートをやってみた。よい経験になった。
・2回目だが、今回は余裕を持って歩けた。
・私がサポートをした全盲のWさんと一緒に是非、富士山に登って、喜びを共にしたい。
・他の人にサポートをしてもらい、目をつぶって歩いてみた。
・若者が多くて元気付けられた。新緑など自然のすばらしさを実感した。
・東京ハイキングクラブも視覚障害者登山への支援を通じて社会活動に参加したい。

(会員から)

・皆さん、たいへん上手にサポートをされていて、感心した。
・細かく気を配ってサポートをしていただき、ありがたかった。
・今回の経験をもとに、六つ星の定例山行にも是非サポートとして参加してほしい。


◆ 嵐山頂上での参加者全員の集合記念撮影です ◆ 実地訓練終了後の広場での意見交換風景です