2024年12月 定例会山行報告
マザー牧場ハイキング 鹿野山(379m)・G0 : 12月8日(日)
天候:晴れ
参加:18名(内会員外5名)(視覚障害者9名(内会員外3名),健常者9名(内会員外2名))
コースタイム概略 :
君津駅(9:00)→(バス)→(9:30)マザー牧場 山の上ゲート(9:30)…園内散策・動物とのふれあい(11:10)…ハイキングコース…(12:10)昼食(13:05)…(13:30)ファームツアー参加(14:30)…自由行動…(16:30)…(16:37)→(バス)→(17:20)君津駅 解散
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山行担当にメールを送ると「申込み第一号!」との返信があった。 動物が大好きですぐに申込みをしたのだろうと思われそうだが、実はあまり得意ではない。動物の種類にもよるが、できれば半径3m以内に来てほしくないし、登山中に最も恐れているのは、気配を消して静かに近づいてくる散歩中の犬だったりする(存在感を出されすぎても困る)。 また、動物園は「見て楽しむ」ことがメインになる場合、多くの視覚障害者にとって退屈でつまらない場所であり、私もそのように思っている一人なのだが、以前に六つ星の仲間と行った「ふれあい動物園」がすごく楽しかったことから、マザー牧場も参加することにした。 8時30分、君津駅集合。快晴だったが、今季一番の冷え込みで、寒さを感じながらバスで牧場へ向かう。 到着後、いつものように声出しをして、まずは皆で記念撮影!珍しく会員外の方が多く、初めて会う会員の方もいて、何だか新鮮だった。 最初に向かったのは、ふれあい牧場とうさモルハウス。羊、カピバラ、マーラ、アヒル、ウサギ、モルモット等がいて、目の色や体毛、体の大きさの違い等をゆっくり観察しながら、それぞれ動物との触れ合いを楽しんだ。羊やヤギは、牛と同じく反芻動物で、胃袋が4つあるらしい。 「ヤギがいるよ!!」というサポーターの声を聞いて上を見ると、空中散歩しているように高さ2mほどの橋の上をヤギがてくてく歩いていた。青空の下、橋を渡るヤギの姿は、幼少期に好きだった「三びきのやぎのがらがらどん」(絵本)の表紙絵にそっくりだ。あまり気にしたことはなかったけど、高いところが好きだから「山羊」と書くのかもしれない。 モフモフの動物たちに癒された後は、子豚のレース(抽選で選ばれた子どもたちが子豚のお尻を叩きながらゴールを目指すというもの)を観戦。「トンコツタロウ」という露骨な名前に、Tさんと「子豚のうちから豚骨はちょっと可哀想ですよね」と笑って話しながら、トンコツタロウがいるなら、セアブラジロウもいたりして…とくだらないことを考える。 お腹が空いてきたところで、緩やかなアップダウンがある道を暫く歩いて、お昼は皆でバーベキュー♪ お肉が柔らかくてすごく美味しかった!皆、大満足。ご馳走様でした。 ジンギスカンを堪能した後は、トラクタートレインに乗ってマザーファームツアー。参加者しか入れない専用エリア(全長2.4km)を、ガイドさんの軽妙かつ陽気なトークを聞きながらゆったり巡る。 参加する前は、ただトラクターに引っ張られるだけで1時間とは…と思っていたが、日本ではなかなか出会えない珍しい動物たちに出会えたり、ニュージーランド産の「マヌカハニー」という生ハチミツ(養蜂)を試食できたり、子牛にミルクをあげるところや、羊飼いの指示に基づき牧羊犬が群れで行動する習性を持つ羊をスマートに誘導する様子を間近で見せてもらったりと、色々な楽しみがギュギュっと詰まっていて、本当にあっという間だった。 ガイドさんからは家畜に関する話もあり、「命の尊さ」について改めて色々考えさせられた。動植物の命をいただいていることに対する感謝の気持ちを忘れないようにしたい。 放牧地は斜面に沿って広く取られていて、斜面を上りきると、東京湾が一望できるビューポイントで、東京湾観音やスカイツリー等が見えたようだ。 ツアーのハイライトは、広い放牧地の真ん中に降りて、アルパカや羊と自由に触れ合って餌やりができたこと。ここにいた羊はカピバラみたいに図々しかったけど、そこがまたすごく可愛かった! ツアー終了後は、1時間ほど自由時間があり、ソフトクリームを食べたり、ショーを見たり、お土産を買う等して過ごし、バスに乗る前に解散式をした。帰りに見た夕陽と富士山がすごく綺麗で、心が洗われた。 12月なのでお花は殆ど咲いていなかったけれど、季節によっては菜の花やネモフィラ、ペチュニア、コキアなどが見られるとのこと。次は暖かい時期に行ってお花を見て、ついでにバンジーをやりたいなと思う。 担当の皆さん、楽しい企画をありがとうございました。(T.S 記) |