2023年4月 定例山行報告

伊予ヶ岳(336m)・G2: 4月9日(日)

天候:快晴

参加:21名(視覚障害者8名,健常者13名)

コースタイム概略 : 
岩井駅(バス)(10時10分発)→天神郷バス停(10時30分着、10時40分発)・・・あずまや分岐(11時15分)・・・南峰(12時00分)・・・桜の広場・昼食(13時10分着、13時45分発)・・・あずまや分岐(13時50分)・・・天神郷バス停(14時30分着、14時42分発)→岩井駅(15時10分着)・解散

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◆天神郷から見た伊予ヶ岳◆ ◆登山口◆
◆山頂直下のロープ場◆ ◆ロープ何カ所も出てきます。◆
東京の多摩地区に住んでいる私にとって千葉県の山は馴染みが薄く、自分で選んで登ることがこれまで皆無であったためこの山行を心待ちにしていました。
前日まで悪天が続いていましたがこの日は最高の晴れに恵まれ、片道4時間のプチ鉄道旅も快適に過ごし、集合場所であるJR内房線岩井駅に9:30に無事到着。 バスを待つ間にリーダー渡辺尊樹さんより、「コース前半にある東屋通過後の伊予ケ岳山頂直下はロープ設置の岩場の急斜面が続くので、三点確保を忠実に守り、出来ればヘルメットを装着するように」との注意事項の説明がありました。
10:00、バスに乗車し天神郷登山口に出発。 10:30、同登山口から入山、東屋までは普通の山道をみな順調に歩いて行きました。11:20東屋で小休止。ここには「ハイキングコースはここまで、この先大変危険」との看板があり、また、実際のロープ岩場も仰ぎ見ることができました。 かなりの難所であることはここから見てとれ、リーダーのアドバイス通りヘルメットを持ってこなかったことを反省しました。
東屋を出るとすぐにその岩場の登攀が始まります。ロープが設置してあるとはいえ、滑落すれば10メートル以上は落下してしまうので緊張の連続でした。 特にトラバース地点ではぶら下がっている別々のロープを持ち替えていかねばならなかったためスリル満点でしたが、約30分で全員通過することが出来ました。
南峰(336m)を踏んだのち北峰へ移動。そこから振り返って望む南峰は、西側の斜面がスッパリと切れ落ちている岩峰で、ここが「千葉県のマッターホルン」と称せられている訳がよくわかりました。
本日の核心部を終え、「桜の広場」でランチタイム。眺めがよく食事をするには絶好の場所ですが、ここの桜は残念ながらまだ咲いていませんでした。
30分ほどで記念撮影も終わらせ、下山開始。周回コースを取ったので登りほどの危険箇所はありませんでしたが、所々にロープ設置があり油断は出来ませんでした。 2:00に東屋を通過、帰りのバスの時刻を気にしつつ残りの道はみな余裕で歩き、登山口バス停に2:30に到着。
岩井駅までバスで移動し、駅前で解散式。今回のコースは距離4km、累積標高360mと、データだけ見て簡単だとたがを括っていましたが、実際には岩稜帯通過の技術を試される歯応えのあるルートであったと思います。
ご担当の皆さん、どうも有難うございました。
希望者約10名は帰り2駅目の保田で下車して、「ばんや本館」という魚介居酒屋で打上げ会を行いました。東京湾を眺めながらのサカナとお酒は最高で、朱に染まる大きな落日と富士山のおまけまで楽しめました。(K.T記)
◆伊予ヶ岳 山頂◆ ◆北峰より南峰を見る◆
◆桜の広場にて 全員写真◆ ◆天神郷への下りです。◆