2023年3月 定例山行報告

伊豆大島三原山(758m)・G1: 3月11日(土)〜12日(日)

天候:1日目 晴れ、2日目 曇り時々晴れ

参加:23名(視覚障害者12名,健常者11名)

コースタイム概略 : 
1日目 3月11日(土)
浜松町駅集合(7時30分)・・・ 竹芝ターミナル(7時45分)・・・竹芝桟橋ジェット船(8時35分発)出港 ==元町港(10時25分着)→大島公園(11時25分着)(椿まつり鑑賞)→元町港(15時25分着)  ・・・ホテル赤門泊(15時25分着)、部屋毎自由行動、(夕食18時00分)
2日目 3月12日(日)
ホテル赤門(朝8時20分発)・・・元町港(8時35分発)→三原山頂口(9時00分発)・・・ 溶岩流展望地(9時14分着) ・・・三原神社(9時39分着)・・・ 噴火口展望台(9時50分着)・・・三原山新山758m(10時12分着)・・・剣が峰(10時35分着) ・・・裏砂漠(11時00分着)・・・ 大島温泉ホテル(11時55分着・昼食及び温泉入浴)・・・三原山温泉(13時47分発)→元町港(14時05分着)、ジェット船元町港(15時10分発)== 竹芝桟橋(17時25分着)・・・ 竹芝ターミナル(解散式)・・・浜松町駅解散(17時40分)

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◆椿祭り あんこさんと集合写真◆ ◆大輪の赤い椿を見る◆
◆大島公園の海の近くの岸壁で◆ ◆三原山神社鳥居で◆
1日目
晴れ渡る天気の中で、竹芝桟橋からジェット船て大島まで出港。船内では羽田空港付近で、離発着後の飛行機も見えていい旅の予感。
東京湾を超えると大島に着岸した。バスで椿祭りの大島公園へ。公園内では班行動で回ったが、大輪の椿を見るにつれて参加者の笑顔が溢れていた。 全盲の参加者は、椿の花に触り匂いを嗅ぐ。この椿はバニラみたいな香りがするわ。私も誘われて嗅いでみると本当だと同感した。
さて、大島公園には各種の椿の展示と椿油の資料館がある。資料館に行くと下見の時にいた女性が当番で再会できた。女性の説明によると、椿は赤いヤブツバキ以外に2千種以上あるという。 赤、白、桃、そして中国原産の黄色の可憐な金花茶という椿もあり、花を愛でる参加者も感無量のようだった。
更に敷地内の海風を感じながら海岸遊歩道を歩いたが、海岸には降りられなかったのが残念。岸壁に打ち付ける波を見て大島に来たんだなと実感した。
また動物園もあり、動物園に行きたい人はいますか?と班長が尋ねると、今回参加最年少の参加者が行きたいというので、童心に帰ってとゾウガメやエミュー等を見たが、一番人気のレッサーパンダの可愛い行動に みなさん は釘付けだった。動物だけでなく展望台もあり、対岸に伊豆半島が見えた。
大島公園を堪能し、バスで宿に向かうが、宿舎のホテル赤門は源頼朝の叔父、源為朝が保元の乱で敗れ、伊豆大島に流されて住んだ跡地に建てられたホテルだった。
部屋名も為朝、頼朝、義経、静、巴などと洒落ている。夕食まで時間があったので、海岸まで散歩する者、浜辺の温泉に行く者。部屋でのんびりする者と部屋ごとに過ごした。
夕食も朝食も美味しいかった。久しぶりの宴会で食べ過ぎ飲みすぎかな。夕食にくさやが出なかったので、くさやで一杯やりたい!という有志が夜の港町に繰り出していった。
2日目
宿からバスで、三原山登山口バス停へ、御神火茶屋のある登山口から三原山神社までは、ほぼ舗装道路で、熔岩の大地の景色を見ながら問題なく登っていく。
途中に噴火避難シェルターもあり、2班のメンバーは中に入ってみて、意外に大きいなと経験。 その三原神社の鳥居は、昭和61年の三原山噴火の被害もなく残り、大島の七不思議といわれているようだ。
集合写真を撮る時に、みなさんは大きな溶岩に触ったけれど、噴火の力は恐ろしいねと言っていた。
お鉢巡りと三原山に登頂。心配した強風もなく、噴火口展望所では、噴火爆裂口を見た。噴火前に登山した参加者は見る影もなく、別の山に来たようだと感慨深い。
三原山新山758mを登頂し、裏砂漠へ進むのだが、下りが砂利道で滑って楽しい。皆さん転ばないでと言った私がラストで転けた。Sさんにだけに目撃されちゃった。 裏砂漠は噴火の火山灰の中に、草が生えて生命力を感じた。最後に樹林帯を通って、大島温泉ホテルに下山した。
健脚な参加者の協力もあり、予定時間より30分早くに到着した。島っこ善という昼ご飯を食べて、山行計画では断念した温泉にも入浴することができた。
大島温泉ホテル前から午後1本しかないバスに乗車でき、元町港からジェット船で出港し竹芝桟橋に着港。盛りだくさんの船旅の山行が終了。担当者全員が安堵した。 (S.O 記)
◆三原山神社の前で集合写真◆ ◆噴火口展望台で◆
◆剣ヶ峰付近で◆ ◆裏砂漠を歩く◆