2018年2月 定例山行報告

硫黄岳(2,760m)・G3 : 2月24日(土)〜25日(日)

天候:1日目 晴れ、2日目 曇り

参加:23名(視覚障害者5名,健常者18名)

コースタイム概略 : 
【1日目】茅野駅集合(10:10)→[マイクロバスと送迎車]→桜平(11:30)・・・(11:50)夏沢鉱泉(13:15)・・・(14:15)オーレン小屋(14:30)・・・(15:25)夏沢鉱泉(宿泊)
【2日目】夏沢鉱泉(6:40)・・・(7:40)オーレン小屋
 <登頂コース>オーレン小屋(7:50)・・・(8:15)夏沢峠(8:20)・・・(9:25)硫黄岳(9:30)・・・(10:15)夏沢峠(10:25)・・・(10:40)オーレン小屋(10:45)・・・(11:15)夏沢鉱泉
 <雪山体験コース>オーレン小屋(7:50)・・・(8:45)箕冠山(みかぶりやま)(9:10)・・・(9:50)オーレン小屋(10:00)・・・(10:40)夏沢鉱泉
 夏沢鉱泉(昼食・入浴、解散)・・・桜平→[送迎車]→茅野駅(16:00)

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◆1日目 桜平から空身で夏沢鉱泉まで歩く◆ ◆1日目、雪穴でのビバーク練習◆
◆2日目(登頂コース)夏沢峠上の樹林帯を行く◆ ◆2日目(登頂コース)硫黄岳頂上で集合写真◆
茅野駅10時過ぎに集合。
六つ星はバスをチャーターし桜平駐車場まで移動、さらに夏沢鉱泉小屋所有の車3台に分乗して桜平ゲートまで移動。 本来そこから小屋までは雪上車で移動だが、雪不足のため走行できず。 残念ながら小屋までは徒歩となったが、引き続き荷物だけは車で運んでくれたので、30分の道のりも楽々。
小屋到着後は一旦部屋に入り、昼食をとった後、足慣らしでオーレン小屋まで往復。 出発前に既に風が強そうなことは感じていたが、オーレン小屋までくるとかなりの強風。 翌日のことが脳裏をよぎる。
帰りは、カラマツの根元周辺を掘ってビバーク体験をしたり、小屋前の傾斜を使って滑落停止の練習をしたりとちょっとだけ雪山訓練。
夕食までの自由時間は、鉱泉を沸かした湯船に浸かり冷えた体を温めた後は、お待ちかねのビールタイム。 女子会は大盛り上がり。その間に何と湯タンポの配給まであり至れり尽くせり。
お待ちかねの夕食は猪鍋。おかずも盛りだくさんで、最後のデザートは、生のフルーツをくりぬいて器にして作ったシャーベット。 ココナツ・洋梨・桃・キウィ。みんなでお裾分け。どれも美味しくて大満足。
2日目は6時半出発。 思ったほど風もなく、オーレン小屋より上の木々がほとんど揺れておらず、12名が硫黄岳登頂を目指すことに決定。 雪山体験チームは予定通り箕冠山へ。
夏沢峠までの樹林帯ではほとんど風を感じなかったが、樹林帯を抜けるとやはり強風が。 さらに雪と岩のミックスで足場が悪くなってくる。 普段の不摂生から何となく私の足取りは重い。
それに比べて障害者の方々の足取りの軽いこと。 とにかく膝と足首が柔らかく、また使い方がとても上手で安定した歩行。
夏沢峠から約1時間で登頂。 遠くの山も見渡すことができたが、かなりの強風のため急いで記念撮影をし下山。 途中アイゼンが緩んでしまったり、転んでしまったりと、小さなトラブルは色々あったが、一歩一歩丁寧に足を運び、夏沢鉱泉小屋まで下山。
先に下山されていた箕冠山(みかぶりやま)チームの方々とお互いを讃え合って無事終了。 小屋所有の車で茅野駅まで送っていただくため、出発は2時間後。 その間、サポートについて色々な方からアドバイスをいただいた。(なんせ今回が六つ星デビュー・・・)。
皆さんとても親切で、明るく、そして頼もしい方々ばかり。これからもできる限り、六つ星にかかわっていきたいと思う。(T.F 記)
◆2日目(登頂コース)岩が現れた斜面を下山◆ ◆2日目(雪山体験コース)箕冠山で集合写真◆
◆2日目(雪山体験コース)箕冠山より北アルプスが見えた◆ ◆2日目 夏沢鉱泉の前で全員集合写真◆