2009年11月 定例山行報告

暮秋の多摩川河畔と紅葉の生田緑地散策・G1 11月29日(日)

天候: 晴れのち曇り

参加: 32名(視覚障害者11名,晴眼者21名)

コースタイム概略 : 
新宿駅8:48(区間準急・本厚木行)→和泉多摩川駅(西口)9:16…多摩川・宿河原堰10:40…せせらぎ館11:45…生田緑地・東口12:00…青少年科学館・SL・D51客車・ブルー・トレイン 野鳥の森 母の塔 岡本太郎美術館〈有料〉など緑地内班別散策)・昼食13:00・枡形山展望台14:30…戸隠不動跡地15:30…小田急・向ヶ丘遊園駅16:21→新宿駅16:56(新宿駅南口解散17:10)

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆多摩川河畔で声だしのあと、先輩会員の指導により「サポートのしかた・され方」のミニ研修。◆ ◆国・県の重要文化財指定の古民家が点在する日本民家園で、民俗文化にふれ故里を偲ぶ。 ◆

 前日の雨と季節はずれの台風の天気予報が心配な山行だったが、朝から晴天に恵まれた。小田急・和泉多摩川駅から多摩水道橋を渡り、広場で準備体操やサポートのされ方・仕方についての説明があった。暮秋の多摩川にはカモメやカワウがいた。せせらぎ館で川魚の展示を見学、多摩川の自然を観察した。紅葉まっさかりの生田緑地では、丘陵地に国・県指定の重要文化財や歴史建物が建ち並ぶ日本民家園を見学。水車小屋、船頭小屋、農村歌舞伎の舞台、古民家の囲炉裏や厩などを見たり、民具や農具に触れたりしていると、まるで時間を巻き戻したような懐かしさを感じる。展望台のある枡形山広場で昼食をすませたあとは自由行動。野鳥の森などの自然探勝や岡本太郎美術館鑑賞、青少年科学館見学など、おもいおもいに園内の散策を楽しむ。最後を飾るのは、樹と虫が仲良しの不思議いっぱいのコース。起伏に富んだ地形に架けられた木道や丸太の階段をのぼりおりしながら、珍しい湿生植物や昆虫などを観察する。ときに険しいところもあったが、木の感触が心地よかった。まがりくねった湿地をぬけ、戸隠不動跡にたどり着く。そこはまさに別世界、色鮮やかな紅葉の饗宴に名残りを惜しみつつ別れをつげた。なお、今回も「リバース東京」の社長さんをはじめ社員8名の皆さんがサポーターとして参加してくださいました。記して感謝いたします。

◆360度の眺望(聴望)がひらける生田緑地のシンボル・枡形山展望台をバックに全員でパチリ。◆ ◆丸太の階段や木道でむすばれた谷間の自然探勝路のゴールは紅葉の競演、美しさに息を呑む。◆