天 候 : 曇りのち雨
参 加 : 22名 : 視障者 4名 晴眼者22名(内 会友6名)
コースタイム概略 : 峰谷奥の登山口 9:25ー鷹ノ巣避難小屋 11:20−鷹ノ巣山 12:00−六つ石山分岐 2:00−奥多摩駅 5:15 (休憩を含む)
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天気予報はあまり良くなかったが、行きなれた山なので、心配はしていなかった。 所沢経由で立川へ。未だ時間が早いのく、誰も着ていない。見覚えのある人が一名いた。会員のTさんであった。 間もなく三々五々集まり出した。 七時5分立川発の電車で奥多摩へ。あいにくの天気予報にもかかわらず車内はハイカーで、ほぼ満席である。 電車は定刻に奥多摩駅に到着。いつもの光景であるが、大勢のハイカーは、電車が駅に到着した途端に、改札に向かって、 一斉に走り出す。待っているバスを目指してである。 今日は、慌てることはない。貸切バスである。 バスはほぼ満席の二一人である。一名遅れて、逆方向から登るという。 紅葉には未だ早いが、気の早い葉は、少し色づいて居るものもある。およそ三十分ほどで、登り口である奥という集落に到着した。 山の斜面に張り付くように数軒の家があった。どうやって生計を立てているのであろうかとチョッと気になる。 いつものように声だしを行い、出発。舗装道路がすぐに、草混じりの比較的広い道になる。 暫く歩くと、いきなり急な登山道になった。喘ぎ喘ぎ登ると、やがて気分の良い平坦な雑木林になった。 ここで休憩。さすがに暑い。水を飲む。暫く平坦な道を歩く。時折急登はあるが、快調に歩いた。 やがて急な斜面をトラバースしながら登ると、前方に稜線が見えてきた。この稜線に突き出たところが、避難小屋であった。 小屋の中には、先行していた何人かの人がいるようであった。小屋の前のベンチで休憩。腹ごしらえして、 鷹巣山の急登の準備。鷹巣山の登りは、岩交じりの登山道である。少し登ると岩がごろごろしたきつい登りになった。 風が少し出てきて、寒い。およそ三〇分ほどで、頂上に到着。意外に早い。運良く日が出てきて、暖かい。 丁度一二時であった。早速昼飯にする。薄日が射して暖かい。ユックリ休み、下山にかかる。 長い石尾根の始まりである。急な下りではあるが、防火帯の明るい尾根道である。気分が良い。 六つ石山の直下をトラバースして、日陰指尾根の分岐にさしかかると、急に大粒の雨が落ちてきた。 皆雨具をつける。ここからは針葉樹の暗い急な下りである。雨の中を急いで歩くが、中々進まない。道路も滑って、歩きにくい。 やっとの思いで、神社に到着したときは既に午後四時半近くで、あたりは、少し暗くなり始めていた。 暫く休み、更に草深い登山道を一五分ほど下り、やっと舗装道路に出た時には、あたりの街灯の光が、明るく光っていた。 奥多摩の町まで、更に二〇分程歩き、五時二〇に駅前に到着した時には、すっかり辺りは暗くなり、 駅の明かりがまぶしく感じる時間帯になっていた。 厳しい山行ではあったが、満足感で一杯であった。 |