2007年4月 会山行報告

サポート講習会・相模嵐山(さがみあらしやま)
(406m)・G1・4月15日(日)

天 候 : 晴れ

参 加 : 40名 : 視覚障害者 12(内会友1名)(初参加1名)、
            晴眼者28名(内会友15名)(初参加14名)

コースタイム概略 :  9;15相模湖駅着→9:40相模湖湖畔にて、講習開始→
       10:20〜相模嵐山、登山講習開始→11:30頂上・昼食
       12;25下山開始→13:30下山、ミーティング
       14:40ピクニックランド、バス→15:00相模湖駅・解散

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◆ 朝の「サポートされ方・やり方講習会」
◆ 相模嵐山頂上にて、全員集合

 春の心地よい陽光を浴びながら、「サポートの、され方・やり方講習会」が相模湖湖 畔で行なわれた。経験豊富なM講師の見本サポートは、参加者にとって理解し易い 講習であった。初参加者の方々は、T山岳会・Tハイキングクラブ・Yライオンズクラ ブの皆様で、とても熱心に講習を受けられていた。今後の「六つ星山の会」発展の為 に、御協力を戴けますように、切にお願いを申し上げます。
 さて、登山講習会は、初参加者の、緊張した面持ちの内に始まった。とは云え、山 登りには馴れている面々、見本講師よりも上手なくらいのリードぶりである。(決し てお世辞ではありません) 頂上直下の急坂では、折り返しての講習などもして、昼食 後、下山講習になります。狭い橋を渡ったり、流れを渡ったり、変化の多いコースを 上り下りして、終点到着。
 ミーティングでは、サポートを「され方の」女性から、手を上げ続けているのが、 とても辛い、と云う発言がありました。これには、M講師が、低い所に移しても結構 ですよ、と懇切に答えておりました。初参加者の方々は、今後も協力をして下さるそう です。感謝を込めて、報告と致します。


 初めて参加して

 母と一緒に初めて参加させて頂きました。山に一歩入ると思いの外きつい道のりでび っくり。山道に慣れていないこともあって、前を歩く人のサポートをするというのは 結構難しいことでした。
 自分の足元に気を取られていると前方の注意がおろそかにな るし、またその逆のケースもあるし。肩に力が入ってしまうこともありましたが、落 ち葉をさくさくと踏みしめながら歩く心地よさ、ふいに咲いている小さな花の可憐さ、 どこかから聞こえてくる鳥たちの声などに囲まれて、いつの間にか気持ちはとてもリ ラックスしていました。
 下りの急な場所で腰が引けてしまう私とは裏腹に、すいすい と降りていく皆さんの姿には脱帽!母も無事下山することが出来ました。母をサポー トしてくださったNさん、いつの間にかそばに来て目を配って下さったMさん始 め、色々な方の的確な動きや暖かい声かけのお蔭だと思います。どうもありがとうご ざいました。
 サポートをすることの難しさを実感した一日でしたが、同時に山歩きの 魅力的な姿を垣間見たような気がしています。新品の登山靴がもっと馴染んで年季が 入るようにこれからも参加させて頂きたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


 視覚障害者の方と登山をして  by M.O

 4月15日早朝、視覚障害者の方々とご一緒させてもらい相模湖の近郊に「嵐山」という標高406mの山にチャレンジしました。
 相模湖駅に到着して視覚障害者の方々と合流し組み合わせが発表されると一気に不安になりました。「自分で出来るかなー」「迷惑にならないようにしないといけない」「とにかくスキンシップを計り自分を知ってもらおう」等を考えていました。
 実施訓練等をして、いざ出発。
 私は、緊張しながら足元ばかり見てしまいました、「転んだらいけない」「障害物をしっかりご説明しないと」等、今思うと余計なお世話な事ばかり考えてました。足元の状況や道路の状況を話しっぱなしで緊張しまくってたら、「もっと、景色を楽しんで周りを見た方が良いですよ」「せっかく山に登るんだからもったいないですよ」等のお言葉をかけてもらって正直、驚きました。
 あれ、「私がサポートしてもらってる」更に、鳥の種類や花や木の話をしているうちに違和感もなくなり、どんどんと山の中に行くと途中で竹林があり最高の景色でした。
 とにかく、皆が明るくて声をかけてくれて話題も豊富で笑い声が耐えずに山に登り日常の疲れを癒してもらった登山でした。
 今回、参加させてもらい感じた事はサポートをするとう事も大切ですが、日常の疲れやストレスや人間関係でお悩みの方は是非、参加をご推薦します。何故か元気になってます。
 最後に、一緒に登山してくれたHさん、どうもありがとうございました。

◆ 下山して、ミーティング風景