2010年3月 個人山行報告

沼尻高原(大人の雪遊び) G1 3月6日(土)〜7日(日)

天候: 6日曇り時々薄日、7日曇り時々小雪

参加: 21名(視覚障害者9名,晴眼者12名うち会友3名)

コースタイム概略 : 
 6日、練馬高野台駅発9:50→大泉IC→ 磐梯熱海IC→沼尻高原ロッジ14:00着沼尻高原スキー場14:30発…沼尻高原ロッジ16:00着(就寝前のひと時、フルートと独唱のミニコンサート)
 7日、沼尻高原ロッジ9:00発→旧裏磐梯国民休暇村9:30…桧原湖…旧裏磐梯国民休暇村12:30発→沼尻高原ロッジ着13:00、14:00発→磐梯熱海IC→大泉IC→練馬高野台駅18:30着

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◆みんな一人で歩きました◆ ◆頂上にて◆

 1日目、練馬高野台駅を、女流登山家の田部井淳子さん所有の沼尻高原ロッジからのお迎えの車で出発。外環道、東北道とも車の流れは順調で4時間強でロッジに到着。部屋に荷物を置き、30分ほど田部井政伸さんからスノーシューについてのお話や説明をお伺いした後、ロッジの前のゲレンデに下りて、田部井さん、2日間無償でガイドをして下さったさん、ロッジのスタッフの方々の手をお借りして各自スノーシューを装着、ゲレンデの隅の方をリフト降り場に向かって歩き出しました。はじめのうちは緩斜面をスノーシューの履き心地を確かめながらゆっくりと登り、やや急な斜面に入る辺りから、ハイヒールという、踵が5,6センチほど上がった状態でシューの底につかないように留め具を調節する方法を教えていただき、その状態で歩いて第1ゲレンデの頂上に到着。ハイヒールを解除、リフト降り場を回り込んで登りとは反対側の端を降り、全員無事ロッジに帰着。泉質日本一という温泉に入り、ヘルシーで美味しいバイキング料理を頂いた後で田部井さんから、お手製の目がキョロキョロ動く小枝のお人形のアクセサリーのプレゼントがありました。
 2日目、ミステリーだった行き先は磐梯山の噴火によってできた、桧原湖ということが判明。旧裏磐梯休暇村の駐車場までマイクロバスで送っていただき、私たち以外には歩く人もない、静かで平坦な道をガイドさんやスタッフのお嬢さんからウサギ、カモシカなどの足跡を教わったり、触れさせていただいたりしながら歩きました。昨日の練習のお陰で、誰もが上手に歩いていました。障害者もサポーターに掴まらずにフリーで歩くのが楽しそうでした。元気な人は吹きだまりの小山に登ったり、斜面を登ったりのアルバイトをしていました。湖に着くと、白い氷の上に立つ、釣り人たちの色とりどりのテントがきれいでした。氷の上もスノーシューの歯の利きはよく、少しの不安もありませんでした。みんなすっかり童心にかえって、氷の穴にストックを突っ込んで「あッ!ワカサギが釣れたよーッ」などとはしゃいでいましたが、これら全てはロッジの方々とHリーダーの御苦労の賜と、感謝の念は尽きません。

◆ワァーッ、助けて。◆ ◆春のきざし,根明き◆