天候:快晴
参加: 38名(視覚障害者12名,晴眼者26名(内会友2名))
コースタイム概略 :
高尾コース:京王新宿駅(7:10)=(8:10)JR高尾駅(9:00)→(9:30)陣馬高原下バス停(9:40)・・・新ハイキングコース登山口(10:10)・・・
(11:40)陣馬山山頂・餅つき&昼食(13:50)・・・新ハイキングコース登山口(15:10)・・・(15:35)陣馬高原下バス停(16:25)→JR高尾駅
藤野コース:藤野駅(集合8:30)(8:55)・・・(9:55)栃谷尾根休憩所(10:05)・・・(10:55)登山道途中休憩(11:05)・・・(11:45)陣馬山山頂・餅つき&昼食(13:50)
・・・陣馬高原下バス停(15:15)・・・(16:00)高尾山口北口・解散
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(高尾チーム) 宿場町の風情を残す陣馬高原下での気温は3℃。日の当たらぬ杉木立の間をゆるゆると曲がりくねる車道を歩き始める。 左右に点在する民家の木々や畑に生える草、そして石垣の青い苔にまで白い霜が降りている。 暫く歩んで新ハイキングコース登山口に到着、ここから陣馬山に直接取り付くことになる。 始めは良く整備された登山道が沢に沿って続くが、程なく石交じりの木の根が行く手を阻む。 最短のコースだけに登るのも楽ではない。 左手の杉木立の間から日が差し始めるまで黙々と足を運びようやく稜線部に出る。 このあたりから周囲の山々の頂が見え始め、春に芽吹く広葉樹の枝が淡い茶色を呈するようになる。 山頂も近い北斜面には数日前に降った雪がしっかり貼り付いており、ここをトラバースする小道が今日一番の難所となる。 小さな上り下りもひやひやしながら何とか渡り終え、じきに山頂に到着。 ザックを置くと間もなく藤野チームも到着し両チームで一緒に餅つきの準備を開始。 富士見茶屋で蒸し上がったもち米を茶屋の方の指導でぺったんぺったん。 「つき手」と「こね手」の間合い、立ち位置などを習いながらつき上げた餅は、担当の皆さんの尽力で汁粉、雑煮、そして柚子ねぎのからみ餅となり、 サンデッキで腹を空かせた参加者の胃袋に次々に納まった。 目の前に「雑煮」、「なます」、そして絶景「富士山」を並べて、「もうお正月が来たみたい」との声も。 下りは両チームが揃って陣馬高原下を目指して下山。雪が残る北斜面もそろそろと全員無事に通過した。 陣馬高原下の集落では野猿の群に遭遇したり、柚子の袋詰めを購入したりと山里歩きを満喫した。 今日は冬至。帰宅して柚子風呂で一日の疲れを癒やした人もいたのではないだろうか。 最後に今年最後の盛大なイベントを企画、実行していただいた担当の皆様へのお礼を付して、山行報告と致します。 (T.S記) |
(藤野チーム) 中央線藤野駅を降りて声だし、荷物チェック後出発。 時間があるのでバスには乗らず車道を歩き陣馬山登山の分岐を右に曲がり、林道歩いて行くと栃谷の分岐で、しばらくすると栃谷休憩所がある。 丹沢方面の眺めがよく、ソフトクリームのような雪をかぶった富士山がきれいだ。 ここでトイレ休憩後、民家脇の急な小道を登る。 途中かぼちゃのように大きい「ゆず」の無人販売があり、珍しいので何人かのメンバーはこれを購入して栃谷尾根に入る。 低いピークを越えながら巻き道のある登山道を歩いて行くと木々の合間から青空が覗き山頂が近くなる。 やがて長い階段が表れ、高尾山分岐を通過して山頂に到着。山頂は暖かく360度の展望で富士山が眩しい。 高尾チームは10分ほど前に着いたらしく、藤野チームも一緒に早速餅つきが始まる。 さすがに「めでためでたの〜若松様よ〜枝も〜」チョイチョイというわけにはいかないが、自分たちでついた餅は今年1年の無事を象徴するかのようにいつの間にか全員の腹におさまったので、来年もきっと良い年になるでしょう。 13:50藤野チームが先行で山頂を出発。途中雪が残る滑りやすい斜面を慎重に通過して藤野チームは15:15陣馬高原下バス停に下山。 (Y.H記) |