2013年6月 定例山行報告

筑波山(877m)・G2 : 6月23日(日)

天候:晴れ

参加: 31名(視覚障害者10名,晴眼者21名(内会友3名))

コースタイム概略 : 
池袋(7:40)→(9:50)つつじヶ丘(10:20)・・・(13:00)女体山頂(13:10)・・・(13:30)ロープウェイ駅・昼食(14:20)−(ロープウェイ)→つつじヶ丘(14:30)→ (15:10)「ゆりの里」・入浴(16:10)→(18:40)池袋
(注)参加者中、7名は自家用車利用

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◆つつじヶ丘・登山口◆ ◆弁慶茶屋跡にて一休み◆
バスは池袋を7時40分に出発して予定より早く10時前にはつつじヶ丘の駐車場に着いたが、駐車場は自転車レースを終えたばかりの選手達でごった返していた。 なんでも参加者数は筑波山の標高に因み877人だという。
ここで現地集合の7人と合流し、総勢31人で、朝の声出し挨拶をかわし、10時20分に登山開始。
最初の数十段は急登だが、それを過ぎると傾斜も緩くなった岩の階段をゆっくり登る。 広々した感じで日陰は涼しく気持ちがよい。名前の通りつつじの名所らしいが、すでに花は終っているそうだ。 樹林帯に入っても道巾が狭くなっただけで丸太で整備されており、歩き易さは変らない。
女体山への中間点である弁慶茶屋跡に到着。これを過ぎて、大人達に引率されながら登っている子供達の集団と遭遇した。 こんな岩山に登るのは小学生以上だと思っていたら、どうやら幼稚園児との事。年少さんもいると言う。 登る人、下る人、登山者が絶えない、無理な追い越しもできないので、しばらく彼らと並んで登る。 あどけない会話や、元気のよい足音が聞こえて来る。あまりに可愛い過ぎ!上の方は険しいので、どうか事故のないよう念じて止まない。
彼らを追い越し、そこで小休止、ここも登山者でいっぱいだった。
ここからは巨岩、奇岩がいくつもあり、それを見ながら登る。出船入り船、北斗岩、裏面大黒、大仏岩、私は見えないのでどんな形か想像するだけだが、 弁慶が今にも崩れて来そうな岩を目前にして、くぐろうかどうか7度も思案したという「弁慶ノ七戻り岩」は杖で触れながら通ったので、記憶に残る。
頂上直下は岩場の急登で鎖もついている。渋滞待ちや降りて来る登山者を待ったりで、進むより待時間の方が多いくらいだ。 待っている間、先ほどの子供達はこの厳しい岩山をどうやって登るのだろうと思わず心配してしまう。
岩場のきつい登りを越えて1時過ぎに女体山の頂上到着。今日は晴れていても、かすんでおり残念ながら遠望できないという。 柵のない狭い山頂は前方に出ない限り落ちる心配はないが次々登山者が登って来るので、ゆっくり休むわけにも行かない。 集合写真を取り、ロープーウェー駅の広場まで下り、そこで昼食休憩となった。
リーダーから、時間的にこれ以上は行けないのでロープーウェイで下るとの指示が出た。 予定の男体山往復は省かれたがあの混雑ではやむを得ない。
あとはのんびりムードで食事を楽しむ。地元のSさんが冷えたブルーベリーをみなに振舞ってくれた。冷たくておいしかった。
ロープーウェイで下山後近くの「ゆりの里」に寄り入浴、梅雨の谷間、陽を浴びながらの露天風呂は気持ちがいい。
4時過ぎ、それぞれ為我井バスと三谷さんの自家用車に別れ、帰京する。 バスの車中では歌う人、近況報告する人、これからの山行企画を語る人などあって、楽しい雰囲気で渋滞もなくほぼ予定通り6時過ぎに池袋に着いた。
今回最も印象深かったのは筑波山の人気の高さだ。とにかく登山者が多い。 「こんなに登山者が多くなったのはつくばエクスプレス線が開通してアプローチがよくなってからです」と先ほどのSさんから話を聞いた。 筑波山は低山ではあっても起伏に富んだ岩山で、いい山だと思った。次回は人混みを避けてウィークデーに登ってみたい。
(H.M 記)
◆弁慶七戻り◆ ◆ロープウェイ山頂駅にて◆