天候:1日目 晴天 2日目 雪
参加: 13名(視覚障害者3名,晴眼者10名)
コースタイム概略 :
23日:新宿 8:00=10:07 茅野 10:25→11:40 渋の湯 12:10・・・14:30 高見石 14:40・・・16:30 麦草ヒュッテ
24日:麦草ヒュッテ 7:10・・・8:30 五辻 8:40・・・9:35 ロープウェイ頂上駅 9:45・・・10:10 縞枯山荘 10:20・・・10:40 ロープウェイ頂上駅・・・12:10 ロープウェイ麓駅バス停 13:15→14:15 茅野駅
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1日目 これから入る氷点下の世界に緊張感と、どんな体験が待ち受けているのか期待に胸を膨 らませて電車に乗りこむ。 電車内では自由席がしっかり確保できた。雲一つない晴天の中、車窓からは南アルプスや 八ヶ岳が雄姿を見せてくれ、わくわくしてくる。 茅野駅で下車し、バスで渋ノ湯へ向かう。バスが少し遅れて到着したため、あわただしくワカン をつけて出発。 始めはヒモがゆるんだり、ひっかけて転んだり戸惑いがあったようだがだんだん慣れてきた。 樹林帯での休憩時の気温は−11°C。今日は朝から晴天が続き、真っ青な空と真っ白な雪の コントラストが実に美しくて、厳しい寒さを忘れさせてくれる。 しかし、賽の河原を通過するときは白い雪原を、風がビュービュー吹きつけ、頬がビリビリして 凍傷になるかと思ったが、間もなく樹林帯に入り安堵する。 やがて、丸山(2329m)着。ワカン歩きも慣れてきて予定時間に小屋に着く目途がたってきた。 ここから下りの傾斜が少しきつくなり、雪山が初めて、ワカン歩きが初めての人には、かなりの 緊張感を強いられたようだ。 樹林帯を抜け、雪原(夏はお花畑かな)に出ると雪遊びしている人を見かける。小屋に到着したのだ。 小屋では寝場所が決まるとテーブルを囲み宴会が始まった。 2日目 朝は5時半に朝食予定。窓のガラスは厚い霜が張り付いて外は何も見えない。どうやら 雪が降っているようだ。 朝食後、担当者・班長会議が行われた。吹雪いて視界が悪いので、予定を変更して茶臼山と 縞枯山はエスケープしてロープウェイの駅へ向かうことになった。 小屋を出るとすぐ国道に出たがこの辺りは風が吹き抜けて寒い。気温は−16°C。 樹林帯に入るとホッとする。五辻の雪が降り積もった東屋で休憩をとり、やがてロープウェイへ到着。 そこでまた担当者・班長会議が行われ、時間が早いので、坪庭を一廻りして帰ることになった。 寒風の中、縞枯山荘まで行くがそこまでで、引き返し山頂駅へ戻り、またもや担当者・班長会議。 初めての冬山で疲労が強い人と付添いの2人はロープウェイで降り、その他の人たちは下まで歩いて 帰ることになった。最後の下りはワカン歩きが板につき、スキー場の横を軽快に降りた。 麓に着くと晴れていた。そして先に降りた2人と合流し、バスにて茅野へ向かう。 (M.I 記) |