天候:曇り後雨
参加: 38名(視覚障害者8名(内会友2名),晴眼者30名(内会友7名))
コースタイム概略 :
川乗橋(8:50)−竜王橋(9:32)−ウスバ乗越(10:32)−(11:30)足毛岩縦走路分岐・
昼食(12:00)−(12:25)川乗山頂(12:40)−舟井戸(13:00)−鋸尾根−大ダワ(14:30)−コブタカ山(15:00)−大根ノ山の神(16:00)−鳩の巣駅(16:40)
<別動隊> 舟井戸(13:30)−大根ノ山の神(14:50)−鳩ノ巣駅(15:45)
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天気予報は雨である。前の晩から慎重に雨支度をする。 6時半くらいに立川駅に到着すると、既に数名の人が来ていた。 予定の時間の電車より、少し早い電車に乗り、一足早く奥多摩駅に到着。 あいにくの雨模様だが、紅葉のシーズンでもあり、かなりのハイカーの数である。 東日原行きのバス停にザックを置き、順番待ち。 8時40分のバスで、川苔山の登山口へ。 まず、各斑に分かれて声出し。9時に歩行開始。 竜王橋までは、舗装された林道を歩く。 途中慰霊碑があり、お酒や花束のお供え物が供えられていた。 曇り空ではあるが、まずまずの天気。辺りの紅葉が美しい。 38名の参加なので、歩行の列も長く壮観ですらある。 およそ30分で、竜王橋に到着。 暑い。既に冬が近いはずなのに、異例の気温で、皆、衣料調整を行う。 ここから急登である。一気に950m近辺まで登り上げて、休憩。 ここから更に1100m近辺まで登る。 この辺りは平らな幅広い尾根で、カラマツを中心にした針葉樹の間から遠くの紅葉した山並みが望まれ、墨絵のようである。 登山道の脇には、黄色く色づいたアジサイが、楚々とした風情で足元を飾っていた。 ウスバ乗越しを超えると、直登。かなりきつい。 この辺りまで来ると、少し遅れる人が出てきた。 急な直登を上りきると、小さなピークあり。先に行ったグループは既に昼食を摂っていた。 時計は既に11時30分。ここで昼食。 12時に川苔山に向かい出発。 少し広い尾根の辺りは紅葉が真っ盛りで、曇り空ではあるが、しっとりとした美しさである。 その中を、長い隊列が斜面を登っていく様は、感動的ですらあった。 最後の急登を登りきると、突然、広く何もない平地が現れ、ここが川苔山の頂上だった。 こんな天候にも関わらず、50名位のハイカーが昼食を摂っていた。 あいにくかなり強い雨が降ってきたので、大急ぎで雨支度をして、集合写真を撮る。 ここで足を痛めて途中下山する人が出た。 サポートを含め7名は大根の山の神に向かい下山。 本隊は今日の核心部の鋸尾根に入る。 チーフから、十分な注意を払って歩行するように念押しがあり、気を引き締めて出発。 まず現れたちょっとした岩場は「段差が少し大きいな」という程度で通過。 「思ったほど難しくなかった」とか「大体怖いところは終わったのじゃないか」などと話していたら、なんのなんの、この先はずっとおっかない箇所が続いた。 連続する岩場を後ろ向きで手と足を使って降りたり、ざらざら崩れるような急斜面をずるずる滑りながら降りたりと全く気が抜けない。 口はからから、汗びっしょり。やっとオオダワに着く。 ほんとにご苦労様でした。 ここに立っている標識には、「この先悪路」の文字がある。 やや時間も押していたのでコブタカ山まで行って大根の山の神に降りることとした。 針葉樹の樹林帯の中は、まだ昼過ぎというのに、天候と霧の影響で、まるで夕方のように暗い。 この下りは恐ろしく単調で長い。やっと午後3時前に新しく作られた林道に下りた。 ここから林道を少し登り返し、登山道に戻ったところに見慣れた山の神の祠があった。 鳩ノ巣駅には夕暮れ迫る16時40分頃に到着し、別動隊とも合流。 ここで解散し駅前の売店でビール買い、思い思いに乾杯をした。 |