天 候 : 晴れ
参 加 : ハードコース全体200名 : 六つ星山の会 会員17名(視障者7名)
コースタイム概略 : 室堂発9時25分 → 一の越乗越し着10時35分・40分発 → 途中鞍部着11時40分・お昼・12時発 → 頂上小屋着12時30分・13時10分発 → 一の越乗越し着14時40分・15時発 → 室堂着15時40分
写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。26日朝、山野スポーツセンター前庭に全国から集まったのは300余人の視覚障害者とサポーターたち。その数には圧倒される。コースは三つ、雄山登山・みくりが池ハイキング・室堂周辺散策だが、六つ星では雄山とみくりが池の2コースに参加する。 <筆者の参加した雄山の記録> 雄山登山の導入部は石畳の遊歩道から始まる。両脇にウサギギク、タテヤマリンドウ、イタドリ・・・と次々花が現れ、にわかカメラマンは大忙し。雪渓まで来ると富山のスタッフの肩が安全登山のためにその場に貼り付いて誘導してくださって。いる。要所要所に人員配置されていてきめ細かい配慮に感心する。 一の越からは岩混じりのざらざらした道になる。徐々に段差が急になり、サポーターから手を離して四つんばいになって登る箇所が増えてくる。人の流れも滞りがちになるが、渋滞待ちの間にトウヤクリンドウを手の届く位置にじっくり見られて嬉しい。 少し開けたところで昼食になる。弁当のます寿司は品の良い味で「お土産に買いたい」の声もしきり。この後山頂まではさらに急な段差の岩場が続き思いのほか時間がかかった。 みんなが休んでいる山頂は3000mにほんのちょっと足りない。ガラ場の上に立つ神社まで登れば達するのだが、危険があるので絶対行かないようにと主催者から強く言われている。ちょっと残念。時間に余裕がないので、そうそうに下山となる。 下山路はひどい渋滞となった。待っている時間のほうが長いような気がする。(実際はそんなわけも無いのだろうが)我慢できずに登山道から外れてザーッと石を落としている一般登山者にあちこちから厳しい叱責が飛ぶ。 カタツムリの進み方でもなんとか一の越まで戻ってくる。歩みの遅い分かえって安全に歩けてよかったかなと思う。ここから先は遊歩道を戻るのでどんどん下っていく。「夕飯は何かなあ」「富山の名物ってなんだろう」「ビール飲みたい」もう下界の人になっている。「ちょっと振り返ってごらん」ホーオ、あんなに急な斜面を登ったのか。しかしほんとに堂々とした山だなあ。大日岳の説明を受け、次はあっちだな、とまた意欲がわいてきた。 |
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