第12回視覚障害者全国交流登山大会・報告テキスト版

日程・場所・参加状況等

日時 2010年10月9日(土)〜11日(月・体育の日)
場所 国立乗鞍青少年交流の家(岐阜県高山市)

大会日程

10月9日

16:15−17:15開会式と「交流の家」によるオリエンテーション

19:00−21:00
  全体交流会(アイスブレイキングと各参加団体からのサポート方法の紹介)

10月10日

日中は4コースに分かれて登山。

16:45−18:10
各団体代表による代表者会議

19:00−21:20 親睦交流会(各団体から歌、楽器演奏等の出し物があった後、全盲のピアニスト・ YOUTAさんのピアノ演奏)

10月11日
9:00 ・ 閉会式

大会参加状況

参加者数 240名(うち視覚障害者76名)
参加団体

・主催:六つ星山の会(48)
・共催:千葉・NPO法人・山仲間アルプ(11)、および、新潟あいゆー山の会(1)

・その他参加団体
京都山の子会(43)
山口ささゆり会(32)
兵庫・山ネット(27)
岡山こまくさハイキングクラブ(26)
富山三ツ星(23)
大阪・NPO法人ハイキングクラブかざぐるま(17)
しまね四季の学び舎(7)
広島・歩く会「友遊」(5)
Youta さんのピアノ演奏・親睦交流会

※・参加団体11(カッコ内は参加者数)

協賛

公益信託オラクル有志の会ボランティア基金

パナソニック(株)地球市民活動プログラム

登山の実施状況・〈4コースに分かれて登山〉

丸黒山・1956m登山:38名、全員登頂。
乗鞍岳・3026m登山:142名。雨天のため、2920m地点で引き返す。
乗鞍岳・畳平2702m周辺散策・富士見岳2817m登頂:55名。
カブト山周辺散策、4名。宿泊施設周辺を歩く。

全国交流会の経緯

第1回 1989 年・山梨・茅が岳(主催:六つ星。参加:六つ星・かざぐるま。65名)。
第2回 1990 年・滋賀・比良山(かざぐるま。前記2団体。77名)。
第3回 1993 年・静岡・愛鷹山(六つ星。京都も参加。3団体101名)。
第4回 1995年・滋賀・鈴鹿山(かざぐるま。前記3団体。180名)。
第5回 1997 年・長野・飯縄山(京都山の子。5団体。223名)。
第6回 1999 年・長野・上高地(六つ星。8団体。230名)。
※・・参加者が増えてきたので、以降は、西日本集会、東日本集会に分けて開催。
第7回 2001年・鳥取・船上山(かざぐるま。10団体。380名)。
第8回 2003年・神奈川・箱根(六つ星。8団体。93名)。
第9回 2004年・岡山・和気アルプス(岡山・こまくさ。8団体。168名)。
第10回 2006年・富山・立山(富山・三ツ星。9団体。380名)。
第11回 2008年(山口・ささゆり。12団体。300人)。
第12回 2010年(六つ星。山仲間アルプ、新潟あいゆー共催。11団体240名)
第13回 予定・2012年4 月6−8 日、比叡山周辺(京都山の子会)

登山報告

丸黒山登山

コースタイム:
青年の家(7:20)−ブナの木平(8:00)−枯松平山(9:00)−白山見晴台(10:00)−丸黒山山 頂(11:10−11:50)−枯松平山(13:40)−青年の家到着(15:25)。

総参加者数:38名、うち視覚障害者13名。
うち、六つ星参加者:視覚障害者5名、晴眼者7名、計12名(うち会友2名)。

報告
 心配していた空模様もなんとか曇り程度になった。しめしめ、 これなら雨雲なしで行けそう。バタバタと用意を済ませて外に出 る。いつものことで出発は15分遅れだ。
宿泊施設内の広大な庭を朝のしっとりした冷気を感じつつ歩く。 今日サポートしてくださるのは新潟あいゆーのS さんと六つ星の T さん。以前に一緒に泊まったことのあるT さんから山では他にも いろいろな楽しみ方があることなどを伺いつつ歩く。カブト山への分岐点あたりから山らしくなっ てくる。標高差は400m 程度だが何度も上ったり下ったりの繰り返しだ。階段が多いがそれほど急 な箇所はなく、結構楽しめる。
昨夜の雨のおかげかみずみずしい茸がたくさん見つかった。「茸にはあまり詳しくないけれど、これはスギヒラタケ、おいしいよ」。どれどれと鼻を近づけると菌 類特有の香りがした。バター炒めなどがおいしそうだが、管理体制の厳しいここの宿では絶対に食事に出そうにない。とても残念。 所々に紅葉やゴゼンタチバナの赤い実を見つけながら、枯松平山、避難小屋と進むと「がんばる
坂」「根性坂」の名前が付いた急斜面が出てきた。山頂がNo60なので、だんだん増えていく表示板の数を励みにフウフウ言いつつ登っていく。「岩場」と聞いていた箇所も「なあんだ」程度で通過。 その先は平坦だったが、石ころ、木の根、草薮で歩きにくかった。
山頂はちょっとした広場で、小さな社がある。お参りをして昼食。おにぎり弁当と聴いていたが 要するにただおにぎりが三つ。朝のパン弁当がパン二つというのと同じだ。おあいそに魚肉ソーセ ージと飴玉、小さなゼリーがついていた。不満を言いつつ全部食べてしまい、何のことはない。そ うこうするうちに富山三つ星グループが登ってきた。再会を喜び一緒に写真撮影をして下山にかか る。
濡れている石や木の根は下山時には滑ってつらい。何度もキャっと叫びながら危ういバランスを 保って下っていく。午前に歩いてきた良く知った道を今度は数字板の数が減るのを楽しみに下って いく。枯松平山で小休止していると三つ星のメンバーが急行列車のようにあっという間に通過して いった。みんな唖然。そんなに早く下りたってしょうがないのに、などと言い合っていたが、あと で聞くと、種々の事情があったようだ。 宿舎に戻ってくると思いのほか時間がたっていた。途中10分程度雨に降られたが、天気には恵 まれたほうだし、登頂の目的も達成し4コース中では一番幸運だったようだ。他のコースではハプ ニングで時間切れになったり、冷たい雨に吹きさらされたりで、つらかったらしい。

乗鞍岳登山

コースタイム:
畳平(11:20)−肩の小屋(12:00-12:20)−先頭が2920m 地点(13:05-13:10)−畳平 (14:25)。

天気:霧のち一時雨

総参加者数:142名、うち視覚障害者39名。
うち、六つ星参加者:視覚障害者5名、晴眼者13名、計18名 (うち会友4名)

報告
明け方まで降っていた雨が「家」を出発する頃には上がり、青空も見えるようになった。乗鞍岳の 山頂方面は厚い雲に被われているが、晴れるのではないかと期待が高まる。 しかし、7 時45 分に交流の家を出発したバスが登山口に着くと、昨夜来の雨の後を点検するため にゲートが閉まっており、約2時間ほど、待たされてしまった。
10 時30 分にゲートが開く。バスの中から周囲の紅葉に見とれていると、森林限界に飛び出す。荒々 しい火山岩の岩が累々としている。そんな風景を楽しみながら畳平に到着した。
11 時20 分、班別に並んで山頂に向けて出発。140 人以上もの参加者のため、先頭から最後尾まで は100m 以上はありそうだ。 鶴の池の脇の林道を登り、富士見岳の山腹をトラバースしていく。不消ヶ池(キエズガイケ)を過ぎると、前方に位ヶ原(クライガハラ)が広がる。ハイマツと紅葉のコントラストが美しい。遠くの山も山腹が 見えており、ホシガラスが空を舞う。
肩の小屋の前で昼食。かなり寒かったが、我慢して弁当を食べていると、雨が降り始めた。頂上を目指して出発。雨は降ったり止んだりで、強く降ることはなく、まだ大丈夫と判断したが、後の方 で体力を消耗している人も出ているとの連絡があった。山頂を目指したい人も大勢いるため、それらのことも考慮しつつ、無理と判断した時はその班で肩の小屋まで引き返してもらうことも念頭に 置きながら、もう少し登ってみることにした。
標高2850m 付近から、先頭の1 班でも遅れる人が出始めた。引き返す目途の時間を13 時にしていたが、肩の小屋から後の畳平への道が歩きやすいため、13 時半に目途を延ばす。
しかし、登るペースが落ち、岩がゴロゴロしている道は下りも時間がかかりそうと判断し、霧が薄くなり、山頂が目の前ではあったが、標高2920m 地点で引き返すことにした。
さすがに140 人は多すぎるように感じた。順調に下っていったが、先に肩の小屋に着いた人たちから、寒くて待っていられないとの無線も入る。それでも、全員肩の小屋に揃い、班のメンバーが揃 ったところから畳平に向かった。
14 時25 分頃、畳平に到着。班毎に人数確認を行い、土産を買う人などを待って、14 時55 分に畳平 を後にした。山頂に立てなかったのは、残念だったが、他の会の方と交流ができたし、わずかだったが、風景などを楽しむことができて、良かったと思っている。

畳平散策コース

コースタイム:
畳平発(11:30)−富士見岳登山口(12:00)−富士見岳山頂2817m(12:25)−畳平(13:00)。

天候:曇り後霧雨、風雨

総参加者数:55名、うち視覚障害者21名。
うち、六つ星参加者:視覚障害者5名、晴眼者9名、計14名(うち会友1名)

報告
朝の目覚めとともに耳を澄ます。昨夜のような雨音はない。「行ける!」と心がはずむ。食堂でゆ っくり朝食をいただき、8 時50 分「交流の家」を出発。
木々の間から真青な空が見える。頂上では、槍、穂高がそびえ、連なるアルプスの山々が360度の大パノラマを展開するかも、そんな光景を思い描く。
車中の自己紹介では、山ネットのK さんが一句「交流の登山大会神無月」。次回開催の京都山の子会から「京都におこしやす」の優しい言葉もあり、和やかムードが広がる。
登山口のゲートに到着。閉まったゲート前に先発のバスや数台の車が並び、乗鞍スカイライン通行止めの電光掲示板が目にはいる。幸い30 分弱の足止めでホッとしたが、ここで合流予定だった富山のK さん達とも合流できた。
11 時30 分、乗鞍岳登頂組の長い行列に手を振って見送り、班別に畳平バスターミナルを出発。時々ガスはかかるが、これから登る富士見岳、大黒岳は見える。富士見岳登山口で「頂上まで15 分」の道標に、笑い声も聞こえる。 ところが細いザレ道を登り始めると、冷たい風雨が強くなる。遅れて登ってくるメンバーが気にかかり声をかける。「体調を考え、やめようと言ったが、本人がどうしても登りたいというので」と の思いを一身に引き受けたリーダーの言葉が胸を打つ。「ゆっくり行きましょう」と再度声をかけ、 富山の若者にその人のザックを持ってもらう。
12 時20 分過ぎ、先頭の組が山頂2817mを踏むが、風、雨共に強くなり、寒さも加わってきたため、 直ぐに班ごとに下り始めた。足が前に進まなくなった人がいて、状況を知らせる声がかかる。やはりサポート不足がこたえる。大黒岳はもはや無理であった。
13 時、畳平着。乗鞍食堂・売店内でおにぎり弁当をいただき、お土産の買い物を楽しむ。14 時30分畳平出発。
出発時には散策なのだから池の周りだけでもよいのでは、との声も聞こえていたが、全員無事故で 富士見岳を征服でき、標高2800 を越えたところでの天候の変化も体験し、達成感を味わう事が出来た。
帰りのバスの中では、京都山の子会の方から手作りのおいしい漬物が一回りし、皆の疲れを癒してくれた。

カブト山周辺散策

総参加者数:4名、うち視覚障害者3名。 うち、六つ星参加者:視覚障害者2名、晴眼者1名、計3名(うち会友0名)

報告
雨上がりの「家」をノンビリと出発したが、コースに入ってまもなく標識のある道(オリエンテー リングコース)に入ってしまい、カブト山には行けず、参加者の皆様にはお詫び申し上げます。

〈各団体の自己紹介とそれぞれのサポート方法の紹介〉

1日目の交流会において、参加団体の自己紹介ならびに登山に際してのサポート方法の紹介が行われた。以下はその発表内容であるが、サポートの方法は、団体ごとにやや違いがあるようである。

山仲間アルプ
〈会の紹介〉
2003 年4 月に千葉に本拠を置いて発足した。
現在、正会員92 名。未成年も12 名いる。
子供を対象にした山登り教室、視覚障害者ならびに知的障害者を対象にした登山を行っている。もっか、引きこもりやいじめ対策を考慮した活動、聴覚障害者を対象とした登山なども計画している。
〈サポート方法〉
障害者:晴眼者の比は1:2を原則にしている。モットーは「楽しく歩く」こと、 カッカすることなく歩くことが安全に不可欠と考えている。
サポーターのザックにロープをつけ、障害者がそれを握りながら歩く通常の方法をとっている。ロープの長さに関しては障害者が調節す るようにしている。
新潟あいゆー山の会
〈会の紹介〉
会の名称の「あい」はI love のI であり、「ゆう」はyou であり優である。発足して 10 年目、現在、会員数は54 名。障害者と晴眼者の比は1:3である。
パートナーシップ、登山にふさわしい体力と責任感をモットーにしている。
年間6〜7回の山行を行っていて、毎回の参加者は20名程度である。昨年は会創立10周年を記念してきたアルプスの燕岳に行った。今後は新潟が多雪 県であるという特徴を生かそうと雪山登山も検討している。
〈サポート方法〉
ロープの中央をサポーターのザックの中央に固定し、ロープの下部にコブを作り 障害者がロープの好きなところを捕まえられるようにしている。
京都山の子会
〈会の紹介〉
1985年に創立、現在会員数103名。最初の5年間は京都近郊の山が中心だったが、6 年目からは常念岳などの高い山にも行った。最近は低い山が中心である。全国大会には第3 回から参加しており、1997 年の戸隠・飯綱大会を主催した。「山の好きなもの同士行こうか」を合言葉に、障害者も健常者も気楽に好きなことが言える雰囲気を大切にしている。
〈サポート方法〉
サポーターのザックにロープをつけ、障害者がそれを握りながら歩く通常の方法 をとっている。
かざぐるま
〈会の紹介〉
1987年に創立、2003年にNPO法人となる。
平均年齢59 歳。クライミングを含む山岳登攀を行う反面、最近は高齢化対策の一策として超ソフト部を設立し幼稚園レベルの山歩きや鍋料 理の山行を楽しんでいる。
マッサージ師など金曜日が休みの人たちが中心となって金曜日を活動日 にするなどの試みもしている。
また最近は小中学校生を対象とした啓蒙活動も行っている。
〈サポート方法〉
サポートブックを発行してサポート方法の徹底をはかるなど、細心の注意をはら い事故を起こさないようにしている。
サポート方法は、サポーターのザック中央に水平にロープを張り、残った部分を下にたらす結び方をしている。
障害者はロープの端をにぎったり、あるいはザックに手をおいたりして歩く。
声のサポートも行い「20 センチ上がります」、「左足ちょんがけ」などと声をかけ、方向を示すのに「2 時の方向」などの表現を用いることもある。
後ろを歩く障害者がサポーターの足を踏まないようにサポーターのザックを膨らます工夫もしている。この際、空のペットボトルや100 円ショップで販売している枕などの利用がお勧めである。
また弱視者向けに蛍光塗料が塗られたテープも用いている。
山行において障害者と晴眼者の比率は1:2を基本としているが,実際は平均1:1.5くらいである。
山ネット
〈会の紹介〉
1995年7 月の創立、大阪を中心に主に日帰り登山を行っている。
会員30名、うち10名が障害者で、1:2の比率である。今回の交流大会は創立15 周年記念として参加した。
〈サポート方法〉
山に行きながら工夫している。基本は障害者が自分のロープを所有し、山行時にサポーターに渡しザックにつけてもらう方式をとっている。
サポーターのザックに固定するロープは、カラビナでザック上部に固定し、このロープをザックの両側にザック半ばまで這わせコブを作 り固定したあと、ザック中央部で2 本を束ね下部にたらす方式である。
下端にもコブを作り,障害者が握りやすくしている。
岡山こまくさハイキングクラブ
〈会の紹介〉
2000年9 月創立、現在、会員は81名。「楽しくなければあかんのや」を合言葉に山行のなかに料理や焼き芋などを取り入れ、毎回30名程度の参加者を楽しませている。
安全には十分注意しており、救急箱を一度も使うことがなかったのが自慢である。
〈サポート方法〉
「かざぐるま」のサポート方法に準じた方法を採用している。
広島・歩く会「友遊」
〈会の紹介〉
山行は年8 回(2 月〜11 月)で毎回の参加者は障害者7〜8名,晴眼者10名程度である。
特徴は下見や受付はすべて障害者が行っていること。会員の高齢化が問題となっており、1回の例会でいろいろな体力の人が参加できるように工夫している。超ソフト山行も検討している。
岡山や山口とも交流を深めている。
しまね四季の学び舎
〈会の紹介〉
子供向けの自然体験教室に力をいれており、山や海、それにスキーなども行っている。
山口のささゆり会や高知のポレポレ山楽会とも協力関係にある。
腹話術でミヨちゃんが活躍し、子供向けに人気をよんでいる。
山口ささゆり会
〈会の紹介〉
2年前にこの交流会を主催した。あらためてそのときいただいたご協力に感謝したい。
最近は岩場にも挑戦している。九重山の牧ノ戸峠では3人サポート体制で岩登りをした。
最近はカナダとの交流もスタートし、また、サポートブックの作成に取り掛かっている。
〈サポート方法〉
まだ正式なサポート方法を決めていない。障害者と晴眼者の比率は1:3を目指 している。
サポート紐なしで、先行する晴眼者の足音を頼りに歩く人もいる。
経験ある体力にすぐれた人は押しながら、初心の晴眼者は障害者にひもをつけて引っ張りながら歩く。
ザックを膨らますことも大切だ。
六つ星山の会
〈会の紹介〉
会員約200名、うち障害者約80名。
年間約20回の会の公式山行のほかに、会員同士で自由に行く個人山行も多数行なっている。
低山が中心だが、2006年に雲ノ平から笠ヶ岳、2008年に仙丈岳から塩見岳、2010年に早池峰山などにも行った。
〈サポート方法〉
サポートブックを2種類作成したり、年に1回サポート講習会を開催したりして、 サポート方法の徹底に努めている。
ロープはザック上部にカラビナで固定し、ザックの下部に左右に両端を固定する方式をとっている。
障害者はロープを握り、ザックの動きで段差などを認識する。
また、石、木の根、枝などは声で注意する。
障害者の後ろを歩くサポーターの役も重要で、崖道で「もっと左に寄って」などの注意を与え、踏み外しがないように注意する。
大きな山では障害者:晴眼者の比率を1:2になるように努めているが、低い山では晴眼者のサポートが不足し1:1となってしまうことがある。