2023年7月 定例山行報告

硫黄岳(2760m)・G3 : 7月22日(土)〜23日(日)

天候:1日目 曇り一時雨、2日目 曇り時々晴れ

参加:21名(視覚障害者7名,健常者14名) 他にNHK取材3名

コースタイム概略 : 
[1日目]
小海駅(11:40)→(タクシー)→本沢温泉入口(ミーティング、13:00〜13:15)…本沢温泉(15:55、宿泊)
[2日目]
本沢温泉(6:30)…夏沢峠(8:00)…硫黄岳(9:20〜9:50)…夏沢峠(10:50〜11:10)…オーレン小屋(昼食、11:40〜12:15)…夏沢鉱泉(13:10)…桜平駐車場(ミーティング、13:45〜14:10)→(タクシー)→茅野駅(14:50、解散)

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◆今日の宿、本沢温泉に着きました◆ ◆本沢温泉での夕食です◆
◆硫黄岳に向けて出発◆ ◆八ヶ岳らしい樹林とコケ◆
本沢温泉入口に着いて、さあ登ろうという時に降り始めたにわか雨。久しぶりの小屋泊まり山行なのにどうなることか。樹林帯をレインウエアーで登るのは汗まみれそのもの。それでも1時間余りで小降りに、木々の間をガスがながれ、シカの親子に行く手を阻まれ、クリンソウやシャクナゲに触れ、雲の切れ間からは陽光が差すなど、魅力的な歩程となりました。
男性たちは日本最高位の野天風呂へ、女性の皆さんは内湯でのんびり、至福の時となりました。
翌朝宿の窓から眺めたモルゲンロートは、私たちの登頂を祝福しているようでした。ミソサザエやキビタキに励まされて樹林帯と岩稜の急登を抜けると、そこは山頂への稜線、振り返ればすでに東天狗より高度をあげていました。ケルンに導かれて登頂。横岳から赤岳への岩稜が見え隠れする山頂はさわやかな涼風が出迎えてくれました。
シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウ、そしてコマクサ等など、高山の花たちにも出会えた楽しい山行となりました。
最後になりましたが、2日間に渡って私たちを同行取材していただいた、NHKスタッフの皆さん方に心からの感謝とお礼を申し上げつつ、山行報告とします。(S.T 記)
◆硫黄岳山頂にて◆ ◆桜平も近くなりました◆