2016年12月 定例山行報告

忘年山行・子の権現(640m)・G1、G2+ : 12月4日(日)

天候:晴れ後曇り

参加: 52名(視覚障害者13名,健常者39名(内会友1名))

G1コース

参加: 26名(視覚障害者6名,健常者20名(内会友1名))

コースタイム概略 : 
西吾野駅(8:45)・・・(9:25)森坂峠(9:30)・・・(10:10)イモリ山・・・(10:55)天寺十二丁目石・・・(11:40)子の権現・昼食(12:40)・・・(13:30)天寺十二丁目石(13:35)・・・ (14:20)国道・解散・・・(14:45)休暇村奥武蔵

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◆イモリ山へは岩場の急登◆ ◆伐採地跡の細尾根を行く◆
朝早くの集合に慌ただしく家をでる。ポケットにパンと飴を押し込み、ザックの中にはコンビニおにぎりと殺風景なれど、いいさ!今日は宴会料理が食べられる!と、上機嫌の出発でした。
西吾野から登り始めてすぐの所で、銃を持ったハンターに遭遇し、一寸びっくりです。 道は落葉だらけ、幅狭い所、石ころだらけと、いろいろ変化があって面白かったです。
天候は曇りでしたが、薄日もあり風はなくて、最高でした。 昼ごろには足腰守護の子の権現天龍寺に到着参拝。巨大な鉄の“金色ワラジ”を撫でてきました。 鐘楼で鐘つきをした人もいて、なかなか良い音色でした。
昼食を済ませてから一時間半ほどで下りてきて、三時には温泉に入っていました。 宴会では会席料理とビールと、芸達者な皆さんのおかげで楽しかったです。結構な一日でした。(K.H 記)
◆G1コース子の権現に到着◆ ◆G1コース金のわらじの前で集合写真◆

G2+コース

参加: 25名(視覚障害者7名,健常者18名)

コースタイム概略 : 
吾野駅(8:45)・・・(9:10)350m圏・衣類調整(9:15)・・・前坂峠(9:30)・・・(9:55)林道(10:00)・・・(11:15)スルギ(11:20)・・・(12:05)子の権現・昼食(12:50)・・・ (13:40)小床峠(13:45)・・・吉田山(14:05)・・・(14:25)御岳神社(14:35)・・・(15:00)休暇村奥武蔵

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◆急坂のアップダウンが何度も続く◆ ◆G2+コースも子の権現に到着◆
六つ星は、素晴らしく統制が取れている。 今回のG2+コースの前半を、他の山の会(健常者だけで、人数も同じくらいかつ年齢は若干若い)で歩いた時より、30分も早かった。 この違いは、メンバーがリーダーの号令に忠実に従い統制のとれた行動をしていることが理由で起きていると思う。
また、山の仲間に六つ星山の会でのサポートのことを話したことがある。 その時、山の仲間から、「視覚障害者は、山登りは苦しいとか疲れたとか(弱音)言わないですか?」と質問された。 憶測だが、「ハンディが在る故に甘えたり愚痴を言ったりしないのか?」と言うことらしい。 しかし、六つ星ではその様な事は無い。 その理由は「視覚障害者は、サポートしてくれる人に凄く感謝の念を持っている。 だから身勝手なことを言うのは元より、不平不満等おくびにも出さない。」ということだと思う。
六つ星では、健常者と視覚障害者が対等で、組織の中で優劣を感じない。 健常者は、けして上から目線でものを言わない。 不自由な所のみを手助けをし、あとはごくごく普通に人と人のお付き合いだ。 そして互いを尊重し敬っている大人の組織。 この事を私は初参加の時に実感し感動した。 この歳になると感動することはあまりないのだが、感動で心が動いた、六つ星で純粋に頑張って見ようと決心したのだ。
山の話に戻って、子の権現からの下りはバリエーションルートであるが、六つ星の前に他の団体がいたのには驚いた。 私はバリエーションルートをやるが人と出会うのは皆無だ、このルートはその意味でメジャーなのである。
途中格式の高い神社に立ち寄った、催事が執り行われると思う床は花崗岩で光っていた。 私は参拝する事を忘れたのを後で思い出した。罰当たりめ!!
休暇村は想像していた以上に金のかかった建物でデザインも良い。 私は温泉好きだが、カラスの行水をすると忽ち風邪をひく体質だ、時間に余裕がありゆっくりと湯船につかれたのが嬉しく大満足だった。
待望の宴会は、宴会のみの参加の女房と同席した。 女房を連れ出した訳は、六つ星で私がどんな方々とどんな事をしているか知ってほしいのと、今後、女房が行ける山でサポートが出来たら良いな、その望みからである。 その宴はたけなわでその熱気に圧倒された。 又、料理も会席料理で味、質、量共に申し分なく楽しめ満足のいくものだ。 そして雰囲気が最高、お世辞ぬき本当に楽しい宴だ。 何より女房が大喜びで、会の人の純粋、素直さ温かさに触れたと感激してくれた。 これを契機に「入門、ステップアップ」で鍛錬し、微力ながら夫婦二人でサポートが出来たらならこの上ない幸せである。 (H.S 記)
◆G2コース金の大ワラジの前で集合写真◆ ◆G1コース・G2コースが一緒に昼食◆
◆お待ちかねの宴会の始まり◆ ◆黒田節をNさんが謡いSさんが舞う◆