2015年5月 個人山行報告

鹿沼岩山(328.3m)・G3 : 5月23日(土)

天候:晴れ

参加: 9名(視覚障害者1名,健常者8名)

コースタイム概略 : 
東武浅草駅(7:10)=(9:40)新鹿沼駅(9:50)・・・日吉神社(10:10)・・・(10:30)C峰取付き・岩場での講習(14:20)・・・3番岩(14:40)・・・2番岩(15:00)・・・一ノタル(15:20)・・・ゴルフ場(15:35)・・・(16:45)新鹿沼駅(17:15)=(19:05)浅草駅・解散

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◆ロープワーク講習◆ ◆ATCでの懸垂下降◆
当初は外岩での岩登りとして計画されていたが、岩登りだけではもったいないということで、ロープワークなども含めた「安全確保講習会」として臨時会山行に変更となった。
岩登りは元々、切り立った岩壁を安全に登るための登山技術だが、現在では「フリークライミング」という独立した競技スポーツになっており、室内の人工壁を使って練習できるクライミングジムも多数開設されるようになった。 今回はこのように普及したクライミングの技術や道具を使って、岩場での安全確保の実地講習を行おうという企画だ。
行きの電車の中では早速ロープワークの講習が始まった。事前に用意した資料や道具を使って目的地到着まで約2時間ほどの練習ができた。
講習に使った山は東武線新鹿沼駅から徒歩で30分ほどのところにある山だが、山の名前はズバリ「岩山」と書いてあった。
講習の内容は、カラビナを使わずにロープを直接ハーネスに固定する「8の字結び」を実習したほか、@細めのロープを使って「ダブルフィッシャーマンズノット」でロープスリングを作り、ハーネスに安全環付カラビナで固定、Aトップに支点を取った太めのロープに「プルージック」でロープスリングを巻き付けてセルフビレイをとりながら登り、B降りる時はATC(ビレイデバイス)に着け替えて懸垂下降するという危険な岩場での安全確保に使える方法も実習した。
初夏の好天に恵まれ、日ごろの室内練習場ばかりを脱出し、太陽のもとのびのびと眺望を楽しみながら、安全確保の勉強とプルージックでの登り、トップロープでの登り、懸垂下降など内容の濃い講習会ができた。(T.H 記)
◆登る前にロープの確認◆ ◆プルージックで登る◆
◆鹿沼の市街地をバックに◆ ◆これは登山道です◆