2015年5月 定例山行報告

大博多山(1,315m)&唐倉山(1,176m)・G2 
: 5月8日(金)〜10日(日)

天候:8日 曇り、9日 曇り時々小雨、10日 晴れ

参加: 10名(視覚障害者4名,健常者6名)

コースタイム概略 : 
8日 池袋(22:00)−(レンタカー)→(9日01:50)久川キャンプ場・テント泊
9日 久川キャンプ場(8:00)→(9:00)大博多山登山口手前の林道・・・(9:45)登山口(9:55)・・・(11:35)大博多山山頂手前・昼食(12:15)・・・大博多山山頂(12:20)・・・登山口(14:30)・・・山菜採り・・・駐車地点(15:15)→(16:40)民宿たきざわ・宿泊
10日 民宿(8:30)→唐倉山林道駐車スペース(9:10)・・・唐倉山登山口(9:30)・・・屏風岩(10:30)・・・見晴台(11:00)・・・飛びつき岩(11:25)・・・(11:40)唐倉山山頂・昼食(12:10)・・・下りの千年杉(12:15)・・・唐倉山登山口(13:20)・・・山菜採り・・・(14:00)駐車地点(14:15)→会津高原道の駅(15:15)→会津高原IC(16:40)→(19:30)池袋・解散

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆大博多山登山口まで残雪たっぷりの林道を進む◆ ◆気合いを入れて大博多山へ登山開始◆
◆早速ゆるむことのない急登が始まる◆ ◆春の花を楽しみながら大博多山山頂に到着◆
〈9日〉
今回は「山菜採り」と銘打って企画された南会津の山行。しかしテント泊から、まさかの雪上歩き、またロープを使ってのクライムダウンなどなど、おもしろい体験をさせていただきました。
一日目の大博多山は標高こそ低く歩行時間も短かったのですが急登につぐ急登で、かなり登りごたえがありました。 山菜もコゴミからフキノトウまで、しっかり収穫してきました。
また花もイワウチワやニオイコブシなどなど食用にならない植物に興味の全くない私にとってもサポートの方々の眼を通じて美しい情景が伝わってきました。 改めて福島の自然の豊かさを感じさせられた一日でした。(K.I 記)
〈10日〉
唐倉山登山口に降り立つと、いきなりたくさんのこごみが出迎えてくれた。帰って来てからでも取れるからと収穫欲を抑えて出発。
昔は畑だったのであろうか、轍の残る気持ちいい草原を緩やかに登って行く。途中、浅葱林、こごみ林、筍、タラの芽林等が次々と現れるが、後のお楽しみと後ろ髪を引かれながら進む。
しばらく行くと、樹林帯に入り、急坂が続くようになる。旗岩、御柱岩等大きな岩が表れ始め、足元も岩場が連続して出てくる。要所要所の岩には鉄筋棒が差してあり鎖も付いている。 途中には初心者はここで引き返すようにという注意書きがあり、その先には今日のハイライト飛びつき岩があった。 更に足元が切れ落ちている岩場のへつりや下降が続く。岩稜帯を抜けると、山頂に到達した。
復路は往路のような岩場はないものの、トラロープの付いた急峻な斜面をどんどん下って行く。
気が付くと往路に通ったタラの芽林に出た。それからは収穫モード全開。 山菜の種類ごとに収納袋を分ける、来年のために少しずつ残しながら取る等、行きの車中での山菜取名人の助言を頼りに、タラの芽を取る時のポキッ、こごみや浅葱のザクッという感覚も心地よくついつい夢中になってしまう。 「きりがないからそろそろ帰ろうか」というリーダーの何度目かの呼びかけにやっと重い腰をあげたのだった。
こぶりながら歩きがいのある山と山菜、1日で2度美味しいギュッと詰まった山行だった。(K.M 記)
◆宿泊した檜枝岐の民宿近くのしだれ桜◆ ◆唐倉山一番の難所「飛びつき岩」を慎重に通過◆
◆険しい岩稜帯をクリアし唐倉山山頂で記念撮影◆ ◆唐倉山を下山した後は麓でのんびり山菜採り◆