2015年4月 定例山行報告

サポート講習会 相模嵐山(406m)・G1+ : 4月5日(日)

天候:曇り

参加: 25名(視覚障害者5名,健常者20名(内会友1名))

コースタイム概略 : 
JR相模湖駅・9:20集合(9:25)・・・(9:40)相模湖公園・基礎講習(11:00)・・・(11:15)相模嵐山登山口…急登の登り下り及びシュリンゲによる後サポートの訓練…(11:40)休憩(11:45)・・・(12:25)嵐山頂上・昼食(13:00)・・・木橋の渡り方訓練・・・(13:45)休憩(13:55)・・・ (14:30)プレジャーフォレスト入口・休憩(14:40)・・・(15:15)相模公園にて反省会・解散(15:30)

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆相模湖公園にて基礎講習・サポートBookの説明◆ ◆基礎講習実技・両側が切れた道のサポート方法◆
◆基礎講習実技・複雑な道のサポート方法◆ ◆基礎講習実技・飛び石を渡る時のサポート方法◆
時雨の音で目が覚める。最終判断の4日(土曜日)のメールが入っているかとパソコンを開く、メールは入っていない。「小雨決行」の山行案内の事を思い出し用意にかかる。 せめて雨が上がり曇天くらいであって欲しい事を祈りつつ家を出る。 新宿駅“いつものあの場所南口”には天気の杞憂など少しも気にしない元気な面々が集合、ホリデイ快速富士山1号で相模湖までひとっ跳び。 車窓より曇天とはいえ満開桜並木が過ぎるたびに、車中軽い歓声に包まれる。一車両みんな笑顔の桜効果が。
相模湖駅集合の人たちと合流、総勢25名、湖畔の広場に集合、S氏による講義始まる。しだれ桜の若木がたおやかに咲き誇り、私たちの基本練習を見守ってくれている。 講義を受けている小一時間、湖よりのこさむい風がじゃまをする。
講義後いよいよ嵐山へ実地訓練山行に入る。わくら葉の積もる山道、小山独特の急登が続く。春まだ浅い山中、赤茶けた木々の新葉の中に山桜の白い固まり。 時折、日当たりに恵まれたのだろうか、立派な五弁の花びらをつけた山吹が美しい。地を見るとすみれがあちこちに、踊り子草がいじらしい小さいピンクの花びらを躍らせている。
それに負けずカラフルなロープやテープシュリンゲが、なにをおいても山仲間たちの中で活躍する。厳しい(?)教官の元、急登の上下歩行訓練が繰り返される。
嵐山頂上でランチタイム、もう雨の心配は無さそう。午後の訓練が待っている。
水の流れのまったく枯れている沢に架かる細い橋を渡る歩行訓練が数か所ある。どれも苔むしていて歩を進めるたびにゆらゆらと揺れる。緊張して体がこわばる。渡りきるや「まわれ右!」と繰り返しを命ぜられる、リズムを取り戻すのにさらに緊張する。
難所を通過、竹林のすがすがしさに心あらわれ里へ下りてきた。柔らかな白い雪柳を包むようにふれさせてあげる優しい男性、なんと自然なシーン我に返る。 登山の成功は無事に下山する事にあり、急な下山道の嵐山、小さい山といえあなどれない。 15時15分湖畔の公園に戻ってくる。歩くと程よい汗のうちに疲れをあまり感じないこんな曇天の日がもしかして山歩きには最高なのかもしれない。
今年の桜を相模湖畔で見納めるなんてなんと素晴らしいこと。ありがとうございました。 (M.S 記)
◆山道での訓練・急坂の上りのサポート方法◆ ◆相模嵐山頂上で集合写真◆
◆山道での訓練・細い橋を渡る時のサポート方法◆ ◆相模湖公園に戻り成果と反省の話し合い◆