2014年3月 個人山行報告

荒川の河川敷歩き・G1 : 3月29日(土)

天候: 晴れ

参加: 27名(視覚障害者10名,健常者17名(内会友・会員外4名))

コースタイム概略 : 
桶川駅(10:35)→柏原(11:00)・・・柏原・旧陸軍航空隊特攻隊基地跡(11:40)・・・荒川河川敷・・・原山古墳群(11:50)・・・天神下桜堤(12:20)・・・ 北本自然観察公園(12:30)・・・(12:45)北本子供公園・昼食(13:40)・・・石戸蒲桜(13:50)・・・新井橋(14:20)・・・(14:35)荒川土手(15:30)・・・ (15:50)高尾さくら公園(16:10)・・・(17:00)北本駅・解散

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆旧日本陸軍航空学校前での集合写真◆ ◆原山古墳の前での説明◆
桶川駅からのバスを降りて、最初の打ち合わせ場所として集合したのが、旧陸軍の熊谷陸軍飛行学校桶川分教場の跡地。 18歳前後の少年兵たちが訓育されていた兵舎小屋の壁は崩れ、屋根も落ちている。 しかしそんな跡地全体、建物を守り続けている人たちがいる。日本の凄まじい、間違った政治手法だった第二次大戦の証拠品なのだ。
出発前の忙しい時間を割いて、まずはその保存会の人達のお話を伺うことにした。 やはり凄まじい話だった。昭和20年8月の終戦直前の4月5日に此処から特攻機に乗って進発し、帰ることの叶わなかった人たちがいるのだ。 12名の少年兵たちだ。沖縄海域に飛び立ち、そこで敵艦載に突っ込んで行って散華したとあった。涙が溢れて来る。 今日の私たちの行動とは合致しないことは承知だった。それでも、それを押して事前に連絡しておいた。 ですから、私達のそんな事情を知りながら、相手の方々もかなり親切に対応して貰えた。本当にありがとうございました。
思いは辛かったけれど、それを振り払うようにして歩き出した。
この地の保存樹、日本五大桜である国の天然記念物蒲桜を謳い文句に皆様をお誘いし、ぜひとも古木のこの桜の花を見てもらいたかったのに、 桜の花の訪れが3日ほど遅れてしまった。
それに荒川河川敷から見られる素晴らしい山岳景観も駄目だった。この日は猛烈に温かく、深い春の陽気に包まれて霞と消えてしまいました。 嘘つきと責められても仕方無かった。ごめんなさい。
それでも菜の花が素敵でしたね。荒川の土手一面真っ黄色な菜の花で包まれて、目の届く限り延々と続いている様は見事でした。 帰りには、この菜の花を皆さんに摘んでもらい、土産物として持ち帰ってもらいました。
(K.M 記)
◆天神下の桜堤を歩く◆ ◆菜の花満開の土手にて集合写真◆
◆高尾さくら公園の桜◆ ◆荒川土手散策の風景◆