2014年1月 定例山行報告

大持山(1,294m)・G2 : 1月19日(日)

天候:晴れ

参加: 35名(視覚障害者9名,健常者26名(内会友1名))

コースタイム概略 : 
飯能駅(8:00)→(9:00)名郷バス停(9:25)・・・(10:00)衣類調整休憩(10:10)・・・(10:30)林道終点(10:35)・・・(11:15)妻坂峠(11:35)・・・(12:15)昼食休憩(12:45)・・・ (13:20)大持山の肩(13:25)・・・(13:35)大持山頂上(13:50)・・・大持山の肩(14:00)・・・妻坂峠(15:00)・・・(15:40)林道終点(15:55)・・・(16:45)名郷バス停(17:24)→飯能駅・解散

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆名郷バス停で出発準備◆ ◆登山口に向けて林道を進む◆
◆妻坂峠へ急坂を登る◆ ◆本日一番の難所凍結した急坂を登る◆
寒冷注意報の良く出る秩父地方、そうでなくても寒中まっ盛り、気合を入れて山行に臨んだ。 昨年は、尾瀬の木道ですべって左手の平11針縫うケガをし、6ヶ月のブランクを作ってしまった。 新年の川越散策を皮切りに、今年はもう少し回数をふやさないと。 山友達は良いもので、会えばすぐ旧知の友の笑顔が返ってきて、元気を沢山もらえます。
飯能駅へはどうやら私が一番近距離のようで、都心からの人は暗いうちに家を出た方が多かったのではないでしようか。 総勢35名が、飯能駅に7時50分集合8時発のバス乗車という事で内心気にかけておりましたが私の取り越し苦労、完璧な手配の2台のバスに分乗名郷を目指しました。 小一時間、飯能市街から山村へ向かう窓外、春の眩しい陽光にまだ硬いとはいえロウバイの花芽、ヤブツバキの赤い残り花が民家の庭を賑わせておりました。
名郷下車、暖かい車中よりお別れ、ひゃっと冷たい空気がほほをなで武甲颪(おろし)を思い出しました。 これより車道沿い妻坂峠登山口まで楽しいおしゃべりをしながら。昨夜から明け方にでも舞散ったのか、白いものが森林のあちこちに吹き溜まっており、車道の所々は足元注意。
10時30分いよいよ登山口より山道へ入る。杉のわくらばの混じった山道は歩きやすく石ころや倒木の少ない事はなによりだが、勾配にあそびのない連続の登りはきつかった。 一息つき天上を見上げると高くそびえる杉林を通してぬける様な青空が広がっている。南斜面の妻坂峠までの1時間はのどかな山歩きだった。
11時15分、妻坂峠から大持山へはアイゼンの着用となる。アイゼン着用をしていると急に北側より吹き上げてくる強風にみまわれた。峠は風の通り道なのだろうか、雪を舞い上げ、土ぼこりを巻き上げ、恐ろしい風の音を轟かせてきた。
そろそろお腹もすいてきた、体感温度はすでに零下を感じて手の指が硬直しかけてきた。私は急いでカロリーメイトを口にした。トップS氏を窺うと沈着冷静、言葉こそ少ないが落ち着いておられる。 思いを前に進めなければいけないとアイゼン装備の靴底を強く踏み出した。
30分程上ったろうか、風も止み暖かい陽射しが私達の前にひろがった。ほっと生き心地ついた。12時をまわって昼食をとった。
頂上まで後一息、お腹いっぱいの重い体にむち打って、雪に靴のもぐってしまいそうな最後の登りに心を馳せた。13時35分、峠の嵐はうそのよう、雪化粧をしたあまり広くない頂上に立つ事ができた。
アイゼンのおかげでころぶ事もなく順調にくだれ、名郷バス停に。17時24分飯能行きに乗車解散となる。
しばらく山歩きしていなかった私にとって、結構きつい山行でしたが、とても楽しかったです。ありがとうございました。
(M.S 記)
◆風の無い陽だまりで昼食休憩◆ ◆全員登頂。狭い頂上で集合写真◆
◆本日一番の難所難所を慎重にに下る◆ ◆緊張が解け、林道をおしゃべりしながらバス停へ◆