2014年1月 定例山行報告

五感で楽しむ新春の川越散策・G1 : 1月12日(日)

天候:晴れ

参加: 44名(視覚障害者14名,健常者30名(内会友5名))

コースタイム概略 : 
川越駅(9:30)・・・川越八幡神社(9:40)・・・中殿・・・喜多院(見学・記念写真)・・・(11:30)蔵の町・昼食(13:00)・・・ 観光(時の鐘、蔵造り建物、銀行、祭り会館、菓子屋横丁、本丸御殿、三芳野神社)(14:40)・・・(15:10)川越駅・解散

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◆川越駅で観光ガイドから説明を受ける1班◆ ◆川越駅で観光ガイドから説明を受ける3班◆
◆川越八幡宮◆ ◆喜多院で集合写真◆
快晴無風、寒波襲来中とは思えぬ穏やかな日和に恵まれた小江戸・川越。 半径500m圏内に「本川越駅」「川越市駅」「川越駅」と三つ、同じような名の地上駅がある、稀有な街でもある。 そそっかしい小生は、三つともすべて制覇?西武新宿線「本川越駅」下車。近くの東武東上線「川越市駅」にて、集合時間9時15分の45分前から余裕の待機。 列車到着予定時刻を10分過ぎてもまったく「六つ星」の気配が無い。案内文書を確認するとJR・東武東上線「川越駅」・・・むむっ、どじったか。 昨年フルマラソン完走4回は伊達じゃない。集合時間の2分前に、何食わぬ顔で六つ星の集団に合流。(心の底からほっとしたw)
ガイドさん含め総勢48名。第三班16名は、シルバー人材センターからの観光ガイドAさん引率のもと9時25分出発。 我班は川越市在住のT会長・N会員お二人によるプラスアルファ解説付きで実にラッキーであった。
最初の訪問先は「川越八幡神社」。驚くべきことに1030年創建の歴史に満ちたお宮とのこと。 境内には「縁結びの樹」(隣り合わせに植樹された銀杏の雄木・雌木が自然に合体したもの)があり、かのH嬢が入念に撫でたのは言うまでもない(笑)。
次の中院では川越一のしだれ桜の説明を受け、想像力を駆使し、満開の姿を思い浮かべる。
いよいよ喜多院である。松の内・三連休なか日・好天とて、結構な人出。並び連なる露天商も商売になっているようである。 五百羅漢庭。相当数の羅漢さんの首がセメントで修復・結着されており、ガイドさんの「首に気をつけながら触って下さい」との注意に、てっきり観光客が誤って壊してしまったのだろうと思ったら、 なんと、終戦後引き上げてきた元兵士が、「この世には神も仏もおらぬ」と叩き割ってしまった故の修復だとか(泣)。 ひそひそ話をしている二体の羅漢像は珍しく、有名だそうで、サポートさせて頂いたUさんには、ささやく口元及び聞き耳にさわって貰い、名物像としっかり触れ合って頂いた。 好天とはいえ、真冬の日の入らぬ広大な建物内の畳は実に冷たい。昔の人の耐える力に感じ入りながら足踏みをしつつ巡覧。 徳川家光公誕生の間の天井に描かれている花の解説「少しでも春の暖かさを感じて頂こうとの意図があったのではないか」に、「花が描かれていようがいまいが、寒いものは寒い」の声も(笑)。
「初春の 空晴れ渡り 時の鐘」五分ほど見上げながら待機したが、自動鐘撞き機の橦木が動き始めると「おおっ」と声があがる。 若干高めの優しい音色による正午であった。
黒く煤けた蔵造り商店街の景観を愛でた後、菓子屋横丁で今や川越では産していない芋の名物菓子を求める。 どこででも手に入る代物だが、製造元が川越とあるので、ここを訪れて買うことに意味があると自らに言い聞かせての購入だ(笑)。
13時前に、漸く昼食にありつく。三つの班が一度には入れないがための時間調整の結果だ。地元会員によるプラスアルファ解説のメリットには代償があった第三班であった(笑)。 こたつ式の座敷からあぶれてしまったSさんは結果オーライ。S美人と二人切り隣り合わせのカウンター席。調子に乗ってのお銚子二本だったとか(笑)。
暖かい「祭り会館」での映像観賞中は、ビールを飲んだ後でもあって、図らずもこっくり。 本丸御殿「家老の間」三家老鳩首協議人形展示に、銚子?ものSさんによる「家老の死因は過労死」に一同、「寒―ぅ」(笑)
最後の訪問先「三芳野神社」。童謡「とおりゃんせ」発祥の地であり、「行きは良い良い帰りは怖い♪」は、かつては城外にあり自由にお参りが出来た神社が城内に取り込まれた結果、参詣は許されるものの、 城から出る際に、特に女子は「間者ではないか」「何か持ち出してはいないか」と徹底的に調べられたことに所以ありとの解説。 長年の疑問が晴らされ胸のつかえが降りた人、多数。6時間弱のゆったり道行であった。
準備等ご苦労された幹事の皆様、楽しい散策を共にして下さった参加各位に心より感謝申し上げます。
 M.S.記
◆時の鐘◆ ◆本丸御殿にて、2班の皆々◆
◆説明を聞く3班◆ ◆解散の挨拶◆