2013年6月 定例山行報告

南会津。高杖・七ヶ岳(1,636m)・G2+ : 6月15日(土)〜16日(日)

天候:曇り、時々薄日

参加: 11名(視覚障害者5名,晴眼者6名)(別にMTC10名)

コースタイム概略 : 
6月15日
新宿(9:40)→(15:30)南会津町・民宿「田吾作」。温泉「赤岩荘」入浴
6月16日
宿舎(6:30)→(7:30)たかつえ登山口・開山式(8:50)・・・(11:20)七ヶ岳山頂・昼食(11:40)・・・下岳(14:20)・・・林道(16:10)・・・(17:10)たかつえ登山口・温泉入浴(18:00) →(22:00)新宿
(注)六つ星は8名が縦走。3名は途中で引き返す。

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◆登山前夜の宴会◆ ◆開山式◆
福島名山「七ヶ岳」は南会津町にあり、昔から鬼が棲む山として有名。七つのピークが連なっていることから七ヶ岳の名がついた。
登山ルートは5つあるが今回はもっとも登りやすい「高杖ルート」を登り、下岳に縦走した。
なお、この山行はMTC(登山ツアーのコンダクターを養成する教室を開催しているNPO法人。数年前からサポート面でお世話になっている)との共同企画であり、登山は開山日に合わせて行った。
また、ゲストとして元パラリンピック代表の福原氏も参加し、前夜にお話を伺うと共に当日も一緒に登った。
登山当日、前日は雨だったが、この日は雨の予想が外れて、午後には青空に恵まれるほどの登山日和となった。
6時にバスにて宿を出発。たかつえスキー場入口にて開山式に参加。集まった登山者は100名以上か。我がグループ21名(うち六つ星11名、MTC10名、元アテネパラリンピック代表福原さん)はその最後尾について8時50分に登山を開始。
ゆるやかなスキー場を延々と登る。六つ星のMさんはスキー場の下部のみの散策。他は上を目指す。
スキー場は広々とし前夜の雨もあがったので気持良し。約1時間30分でスキー場を登りきり登山道に入る。Nさん、Tさんはかなり遅れて、途中で引き返す。
登山道に入るが、視界は白い霧に閉ざされたまま。山開きの日ではあるが、最後尾を行くためか、登山路を行く人の姿はまばらであった。
登り始めて2時間半ほどで七ッ岳の頂上に立つ。今までどこにいたのかと思うほどの大勢の人々で既に頂上は占領されていたが、一角を占めて昼食となる。
相変わらず視界は白い霧に閉ざされたままで、展望は全く利かず。MTCの増島さんを除いて、ここから縦走路に踏み入る。
先生に引率された小学3年生達に抜かれたり、抜いたりしながら、尾根筋を歩く。
陽が射してきて視界が開け、眼下に町並みや、遠く山々を望むことが出来た。
下ったり上り返したりを繰り返しながら、下岳に着いたのが2時15分。 更に分岐点に向うと、バスで下の林道に着き、そこから迎えに来てくれた増島さんと再会。
4キロと聞いていた縦走路であるが、結構長いルートであった。分岐点から悪魔の下降が続く。前日までの雨で、下山路が滑る、滑る。尻制動を活用して、この悪路を抜けて林道に出たのが、4時過ぎ。これまでの天候が嘘であったかのように、明るい日差しとなっていた。
バスの出迎えを戴いて、待ちに待った「白樺の湯」に向うが、この車の道中の長かったこと。それだけに入浴の気持ちよさが抜群であった。
18時に温泉発、途中渋滞もなく、22時には新宿に着いた。
サポートをはじめとしてMTCの方々には本当にお世話になり、ありがとうございました。
(S.A記)
◆スキー場を登る◆ ◆七ヶ岳山頂◆