2013年5月 定例会山行報告

小河内峠(1,050m)御前山(1,405m)・G3  : 5月12日(日)

天候:晴れ

参加: 24名(視覚障害者7名,晴眼者17名)

コースタイム概略 : 
奥多摩駅(8:35)→(8:50)奥多摩湖(9:10)・・・ヘビ沢取付(9:55)・・・小河内峠(11:20)・・・(12:35)惣岳山・昼食(13:10)・・・御前山(13:30)・・・ サス沢山(15:05)・・・奥多摩湖(16:10)→(16:35)奥多摩駅

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◆湖面に周囲の山が映り込んでいる◆ ◆登山口からいきなりの急登◆
◆尾根に上がってもさらに急登が続く◆ ◆小河内峠で一休み◆
前日から朝までの雨も上がり、奥多摩駅に着く頃には青空と日差しが迎えてくれた。
臨時便が出たバスに乗り込み奥多摩湖(小河内ダム)へ。今日は、奥多摩三山の御前山を登るグレードG3山行なので、準備体操、点呼、班ミーティングをして、早々に出発。
カタクリの開花時期は過ぎたので、御前山方面の登山者は少ない。高さ149mの小河内ダム堰堤、放水口を覗き込めば、水力発電が唸っている。 渡った先には、ダム建設殉職者の慰霊碑。
ダム沿いの道を日影を選んで歩けば、湖面が鏡となって映す青空と白い雲と新緑の山が絵画のように美しい。 さらに、木に着生した藤の花は、1本に数10の花房をつけ、とても良い香りだ。素敵な序章もここまで、ヘビ沢沿いの道に取り付く。
杉の植林をぐんぐん力強く登って行く。さらにキツイ登りになってくると、「草原列車はラララララ〜ゆくよ〜♪」といつもの歌声が加勢してくれる。
下草が刈り込まれ整備された尾根沿いの防火帯の道は急だが陽射し燦燦快適。切り拓かれた小河内峠(1,050m)に飛び出す。
小鳥の囀り♪、道端の花達を愛でながらさらに登る。カタクリはすっかり終わっているが、ニリンソウ、キジムシロ、チゴユリ、ヒトリシズカ、スミレ、テンナンショウたちが力をくれる。
エネルギーが切れる頃、丸い広場状でベンチが沢山ある惣岳山着(1,348m)。六つ星貸し切りでのんびり昼食をとる。
いよいよ樹間越しに高く見える御前山を目指す。一旦下って登り返すがアッと言う間に御前山山頂(1,405m)に到着、三角点にタッチして目的達成。
山頂は、若葉芽吹いたカラマツに囲まれて美しい。残念ながら、富士山は見えない。5〜6グループがベンチで昼食を取っている。登頂記念写真を全員でパチリ。
下り道は、惣岳山まで戻り、大ブナ尾根を下る。すぐに急降下の九十九折り、爪先に力を入れる。開花するまで7年かかるというカタクリ、葉だけでも愛おしい。
道が緩やかになって一息ついた場所にはバイケイソウ群生地。花芽はまだ見えない。 咲き残るヤマツツジと六つ石山方面を眺めながら歩くとサス沢山。
ここからまだまだまだと急降下が続き、時々ロープが助けてくれるが息も付けない。我慢の先に待っていたのは展望広場の素晴らしい藤棚。
しばらく見上げて香りを楽しんでから、石段を下りれば朝歩いた奥多摩湖沿いの慰霊碑に出た。
堰堤を渡りバス停への歩調が早まる。丁度来た奥多摩駅行バス、16:58発の東京駅行のホリデイ快速と、待ち時間少なく家路につけた。”拝島山”へ寄り道した強者を除くが。
雨の影響も少なく、気温もさほど上がらず、良い汗を流せた。足並みも揃い、春爛漫を満喫できた1日だった。寒い季節から準備戴いた皆様に感謝。
(M.T 記)
◆惣岳山に向けて防火帯の道を進む◆ ◆惣岳山の広場で昼食◆
◆御前山頂上で集合写真◆ ◆サス沢山頂上から奥多摩湖が一望できる◆