2012年7月 定例山行報告

西沢渓谷バスハイク(1,400m)・G1 : 8月19日(日)

天候:晴れ

参加: 24名(視覚障害者6名,晴眼者18名(内会友1名)

コースタイム概略 : 
新宿駅集合(6:50)・出発(7:05)→(9:17)西沢渓谷道の駅駐車場(9:25)・・・(9:55)往復路分岐点(10:09)・・・(10:20)二股吊り橋・・・(11:13)竜神の滝・・・(11:26)貞泉の滝・・・(11:40)母胎淵・・・(11:45)川原で昼食(12:26)・・・(12:44)方丈橋・・・(13:20)西沢渓谷往路終点・・・(14:50)往復路分岐点・・・(15:08)駐車場(15:25)→(15:35)白龍閣(16:10)→(19:50)新宿南口帰着

写真にカーソルをあててください。写真の説明の文章が表示されます。

◆笛吹川の流れを左に、盛夏の西沢渓谷を行く◆ ◆滝のしぶきを感じながら、狭い渓谷の道を辿る◆
前日局所的豪雨があって天候が心配されたが、夏の耀くような日の光が射して不安一掃。心は早くも西沢渓谷に飛ぶ。
視覚障害者の方二名の不参加に続いて、更に一名の視覚障害者の方が当日の朝急に参加不可となり出発がやや遅れたが、総勢24名が一路塩山に向けて出発。
夏休み期間の日曜日とあって中央道の混雑が懸念されたが、前方に富士を見てすいすいと走る。
しかし最初の休憩地、談合坂SAでは駐車場が満杯で大混雑であった。
幸いその後も順調に走り、二時間チョッとで西沢渓谷道の駅駐車場に車を入れる。
なにかイベントがあるようで、テントを張って人で賑わっていた。
班編成の体制で装備を整え、往復路の分岐点へ向ってすぐに出発。
この分岐点でトイレ休憩、声だしと軽く準備体操を行って心身の緊張を解く。
木漏れ日の射す道を歩き甲武信ヶ岳への登山口を右に見て田部重治の文学碑を過ぎると、道は山道となる。
最初の吊り橋を渡ると左側は笛吹川に切れ込んで、慎重に歩く。
前日の雨のせいか川の水が勢いよく流れ、空気も冷ややかに感じられ、都心の暑さを忘れさせてくれる。
流れ落ちる三重の滝(案内書によると、マイナスイオン17000とあるが、どういう単位なんだろう)を眺め、道は次第にゴロゴロした岩石の転がる道となって、歩きにくい。
このハイキングコースは落葉樹が多いようなので、秋の紅葉の時期は素晴らしいだろうなと思う。
川はずっと左側に流れ、たびたび滝と出会うので、一年分以上のマイナスイオンを浴びることになるのかなと思う。
母胎淵を過ぎたところの川原で昼食となる。
このコースでは昼食に適した場所が少ないのだが、幸いここの昼食一等地には他の団体はいなかったので、六つ星で占有。
川の流れごうごうと音を立てて流れ、一段と涼感を高めてくれる。
集合写真を撮って歩き出すと、道は何度か登りとなって、方丈橋に到着。
ここから七ツ釜五段の滝の先端が望める。道は更に急登となって、七ツ釜七段の滝のベストビュウポイントへ向う。
ここを過ぎて更に登りが続き、往路終点へと達する。
ここからは森林軌道跡の道となって、快適なハイキングコースとなる。
足取りも軽く、森林軌道の為に切り開かれた道を行く。
途中の大展望台からは、鶏冠山(とさかやま)や木賊山(とくさやま)が一望となる。
再び往復路の分岐点に戻り、やや予定時間を過ぎているのでここでは立ち止まらずに駐車場に向う。
道の駅の買い物もそこそこに、バスは西沢渓谷を出て10分、三富温泉白龍閣でかけ流しの温泉に浸かって汗を流す。
生ビールがないのが悔しい。自動販売機のビールで我慢我慢。
帰途はやはり渋滞に巻き込まれてしまったが、途中のファミリーマートで買い込んだお酒がはいって車中カラオケで時間を忘れ、すっかり夜の帳が落ちた新宿に帰着。
西沢渓谷ハイキングコースは良く整備されていますし、高低差があるわけではありませんが、そこそこに短いながら急な登りや足場が悪い箇所が連続し、しかも一歩踏み外すと危険度の高いルートを辿るので、視覚障害者の方にとっては今回の山行は良いトレーニングのとなったのではないかと思っています。
視覚障害者の方が三名不参加となったので、サポーター側が十分な体制となり、お陰様でトラブルもなく、全員無事に楽しく歩くことが出来ました。
ご苦労様でした。

S.A記
◆川原で昼食をすませて集合写真、元気一杯の顔々◆ ◆最後の滝、七ツ釜五段の滝めざして急坂を登る◆